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* 005.08.12 Friday * 02:39 * Kaisetsu
IAEA、イランの「原子力の平和利用の権利を認める」
http://blog.kaisetsu.org/?eid=134811
◆イランに対して、明確に、「原子力の平和利用の権利を認める」たことから、ボールはイランに投げ返された。武器としての核を所持する意思があれば、安保理への道に繋がる。所謂、条件調整であれば、イラン側は、全ての条件を明確に示す方が良いと思われる。
◆いずれにしても、イラン問題は着実に前進している。
ODA ウォッチャーズ
<IAEA>3カ国上程のイラン非難決議、全会一致で採択
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050811-00000149-mai-int
【ウィーン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会(日本など35カ国で構成)は11日、欧州連合(EU)を代表して英仏独3カ国が上程したイラン非難決議を全会一致で採択した。イラン寄りの立場を取るブラジルなど非同盟諸国は内容に不満を示していたが、最後は表現の一部修正で折り合った。決議採択後、イラン代表団は、今後もウラン転換作業を継続する考えを示唆した。
決議は、原子力の平和利用の権利を認める一方で、イランの核開発計画にはなお未解明な点が残るとの現状認識を示した。その上で、イランが8日から転換作業を再開したことに「深刻な懸念」を表明。活動を即時停止し、10日に解除したIAEAの封印を再封印するよう求めた。国連安全保障理事会への付託には触れていないが、イランが活動を継続した場合に備えて再協議する必要性を明記した。
また、IAEA事務局に対し、(1)イランの活動を監視して報告する(2)9月3日までにイランの核開発問題に関する詳細な報告書を提出する――よう求めている。
決議には欧州諸国のほか日、米、カナダ、豪州、ロシア、中国が賛成の意向を示したが、非同盟諸国との調整に手間取った。
イランは8日に中部イスファハンのウラン転換施設で第1段階の作業を再開したほか、10日にはIAEAの封印を解除、全面的に活動を再開する構えを示している。理事会では「イランは活動を継続するだろう」(西側外交筋)との見方が支配的で、緊急理事会を9月初旬にも再度開催する可能性も指摘されている。
◇決議の要旨◇
英仏独3カ国が国際原子力機関(IAEA)緊急理事会に上程した決議の要旨は以下の通り。
一、イランの核開発については未解明な点がなお残っている。
一、核拡散防止条約(NPT)の規定のもとで、すべての国に原子力の平和利用の権利があることを認識する。
一、イランが8月1日にIAEAにウラン転換施設の再開を決定したと通知し、8日に活動を再開、10日にはIAEAの封印を解除したことに、最大限の懸念を表明。
一、イランが8月1日以前の状況に復帰することが重要と強調するとともに、この問題に関して、今後、(理事会で)さらなる協議の可能性を与えるよう求める。
一、イランに対し、これまでの理事会決議に基づき、ウラン転換活動を含むウラン濃縮にかかわるすべての活動を自発的に中止するとともに、転換施設で解除した封印を
IAEAが再封印することを求める。
一、イランの活動監視と理事会への報告を事務局長に要請。
一、イランの核開発状況について、9月3日までに詳細な報告書を提出するよう事務局長に要請。【ウィーン会川晴之】
(毎日新聞) - 8月12日2時10分更新