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(回答先: ブッシュとラムズフェルドは懸命にイランへの言いがかりを考えているようだ(9日づけのインタビューより) 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 8 月 10 日 22:43:55)
(朝日新聞 8月11日付け)
http://www.asahi.com/international/update/0811/002.html
イランがウラン転換施設の封印解除 交渉難航は必至
2005年08月11日00時39分
イランは10日、中部イスファハンのウラン転換施設で、国際原子力機関(IAEA)が設置した封印を解除した。すでに封印のない初期工程での一部作業は8日から始まっているが、これにより、ウラン濃縮に必要な六フッ化ウラン(UF6)ガスの生産にさらに一歩近づいたことになる。イランが対応をエスカレートさせたことで、核問題をめぐるイランと英独仏との交渉はいっそう厳しくなりそうだ。
イラン原子力庁のサイディ次官は10日、「IAEAの監視の下に、転換施設の封印解除を始めた」と述べ、同日夕までに施設のすべての封印を解除した。IAEAも確認した。
封印は、昨年11月のパリでの交渉でウラン転換作業停止に合意した際、イラン側が受け入れた。今月5日にイランが転換作業再開を通告し、IAEAは査察官を派遣。イランは8日に初期工程施設内で一部の作業を始めたが、転換作業の中核を成す施設の封印解除は、IAEAによるカメラやモニターなど監視装置の設置完了を待っていた。IAEAの査察は引き続き受ける方針だ。IAEA筋によると、実際の化学的な転換工程を始めるには1週間程度かかる見込みだ。
「平和利用」目的の核開発を求めるイランは、独自のウラン濃縮活動の放棄を求める欧州の提案に反発。核不拡散条約(NPT)によるIAEAの監視下では独自の活動が可能だとして、核兵器の材料となる高濃縮ウラン製造には直結しないウラン転換作業の再開を求めてきた。転換作業の停止は、欧州との合意に基づく信頼醸成のための自発的な措置で、イランの要請で解除できるとしており、転換再開自体に違法性はないと主張している。
IAEA理事会では、英独仏が封印解除を見越した形で、転換活動再開に「最大限の懸念」を示す非難決議の採択を目指している。だが活動再開が直接の核査察協定違反ではないことや、NPTが認める非核保有国の「核の平和利用の権利」の侵害の恐れがあるとして、一部の非同盟諸国が決議採択に抵抗。採択は11日以降になる見通しだ。