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イラクにおけるイランの任務は米国と調整してイラクの内部破壊 『前編』 [アラブの声ブログ]
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投稿者 white 日時 2005 年 8 月 10 日 16:54:58: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラクにおけるイランの任務は米国と調整してイラクの内部破壊 『前編』 [アラブの声ブログ]

 http://arabvoice.blog7.fc2.com/blog-entry-69.html

イラクにおけるイランの任務は米国と調整してイラクの内部破壊 『前編』

3日付のイラクのニュース・サイト、キファーフがムハンマド・カイシー氏の評論を掲載した。
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 キッセンジャー米国元国務長官はかつて日記の次のように記した。「アラブとイスラム共同体を支配しようとするなら、その要であるイラクの意志を打ち砕かねばならない」。7千年の文明を有すイラクを破壊しようと占領計画に取り組んでいる最中、この言葉は米国当局の脳裏から消え去っていたわけではなかった。

 米国人たちは常に次の質問を発してきた。「イラクは過去何度もユダヤ人やタタール人、ペルシャ人などさまざまな帝国によって侵略の危険に遭遇してきたのに、全ての侵略の試みは失敗に帰した。何故イラクはそのままであり続け、イラク人もそのままで決して変わらず、この国の帰属意識は変化しないのか?」

 したがってイラクを占領するという米国の計画は、多くの要素、特に重要なのは、イラク国内、周辺地域、外国の諸勢力の力を総動員することが必要で、軍事行動のみでは達成不可能と最初から分かっていた。イラクは他の国と異なり、多くの民族や国家が征服しようと試みたが、イラク人の意志を粉砕することは出来なかった

 イラク侵略と占領には多数の勢力が参加している。その筆頭がシオニストのユダヤ人と、アラブ人とイスラム教徒によってペルシャ帝国を滅ぼされ、報復を待望してきたイラン人である。彼らは未だにイラクを第一の敵と見なしている。

 したがって上記の諸勢力の共通の目的達成のために相互に譲歩しても、相互に同盟し協力し合うことになんら不思議は無い。何故ならキッシンジャーが日記で指摘したように、ことはイラクのみに関係するのではなく、アラブ共同体の、そしてイスラム共同体の全ての力を征服する鍵であるからだ。

 現在確かな事実は、イラク駐留の米軍の役割は、程なく完全に消滅するとまでは行かなくとも、中立化したということだ。すなわち、抵抗運動の激しさのために、米国人は早くから米国の計画を確立しても仕方がないと悟った。それには、米国の計画を支援した勢力を、より広範囲に、また破壊や被害がより大きくなるように結集することが求められた。いやむしろ、イラクの支配と戦利品の分配という主要目標のために、ことが計算通りで全てが「制御可能」である限り、何か事を起こすためにこれらの勢力の手綱を放すことで、諸勢力の結集が軍事行動に先立つことが求められた。

 昼夜を問わず米国に対する敵意を叫んでいたイランが、シオニストや米国と共にこの計画を実行に加わることに驚かれる人も居るだろう。特に双方が今にも衝突や戦争が勃発するかのような激しい報道キャンペーンが行われているのだから無理も無かろう。

 実はこれは世論を迷わせ騙すための報道機関利用計画の一部なのだ。イランと米国、シオニストとの協力振りを示す証拠は多い。特にイラン、イラク戦争当時、丁度イランが西側に激しい敵意を表明していたころ、米国は連日、技術や偵察、軍事情報をイランに直接提供していた。例えばイラク軍部隊の動きを人工衛星写真でイランに伝えるだけでなく、イランに軍需物資を直接イランに提供するようイスラエルと南アに指示した(イラン・ゲート)。

 1991年のイラクへの侵略戦争当時、米国はイラン政権と協調して、イランの領空を飛行して米軍機のイラク攻撃を容認した。またクウェートの支配者たちが支払った数十億ドルと引き換えにイラン領空を敵軍に開放した。当時イラクは、イラン側の東部ではなく、西部に領空防衛の主力を置いていたのだ。

 このように戦争が始まると敵の合同軍は、500機の戦闘機がイラン領空を通り、手薄なイラク東部からイラクの領空防衛線を急襲し完全に破壊した。これはイランの協力なくしては実現できなかったし、イラクの防衛力を崩壊に導いた重要な原因の一つである。

  「全てを制御下に置く」原則は、計画を実行する米国の戦略の最重要な原則の一つである。制御下にある限り、目的実現のために、悪魔とも不倶戴天の敵とも協力する。イランとそのイラクにおける手先たちに行動の自由を与えたことと同時に、次のことが起きた。
1)部分的或は全面的な米軍のイラクからの撤退論議
2)イランの核施設の開発に関して米国とイラン政権の報道合戦が激化したこと


 恐らく米国は早くから、同じイスラム教に属することから内部からイスラム諸国を破壊するのにイランが持つ重要な役割を認識したようだ。ペルシャ国家を崩壊させたアラブ人に対して、イラン人は骨髄まで沁みた恨みを抱いているのだ。2003年4月9日にバグダードに進入した米占領軍は、イランが大規模にイラクに進入できるように、イランとトルコ側のイラク東部国境を完全に放置した。以来イラクの土地は、略奪や破壊など犯罪行為をイランが好き放題に出来る場所と化した。

 イランは、傭兵の裏切り者やイラクに恨みを抱くもの、分派主義者、(シスターニなど)イラン人が率いるイラクのシーア派権威を結集して政治集団「統一イラク同盟」を結成した。その目標はイラクをペルシャのイランと結びつけアラブ世界から引き離すことだ。イランと結びついているシーア派教徒は、イラクを丸ごと領有すべき獲物でイランに引き渡すべきだと見なしているのだ。
http://www.kifah.org/?id=2404
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【翻訳のお願い】
British MP George Galloway in Syria: Foreigners Are Raping Two Beautiful Arab Daughters - Jerusalem and Baghdad
http://www.memritv.org/Transcript.asp?P1=788

同ビデオ
http://switch5.castup.net/frames/20041020_MemriTV_Popup/video_480x360.asp?ClipMediaID=72765&ak=null
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【短報】
*イラク駐留米軍、西部地域で援軍を要請 「USAT」 【こんな状態でイラクから撤退が出来るのか】

【アラビア・ニュース】に掲載されたこの他の記事  
* アルジャジーラ・ネットの読者アンケート7題 7/17から8/4

* イラク駐留米軍が父親を捕らえるために子供を人質に 4枚組み写真

* 抵抗勢力の名声を毀損する米国の爆破・暗殺部隊がイラク着

* 広島原爆投下とイラク攻撃は目的も手法も同一 「イラク・パトロール」

* 米軍がバグダード空港攻防戦で使用した新型核爆弾の威力とは

* 反抗勢力、サマーワの2地域を制圧 バドル旅団が鎮圧に乗り出す

* サマーワからペルシャのゾロアスター教政府の代表連が逃亡 1920年革命の再現の兆し
  
http://groups.yahoo.co.jp/group/arabianews/ 

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