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<長崎原爆忌>60年の節目に「ナガサキの郵便配達」が復刊(毎日新聞)
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投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 8 月 09 日 14:40:14: Lif1sDmyA6Ww.
 

Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000024-mai-sociより引用

<長崎原爆忌>60年の節目に「ナガサキの郵便配達」が復刊

 16歳の時、長崎で郵便配達中に被爆した谷口稜曄(すみてる)さん(76)の半生を描いたノンフィクション「ナガサキの郵便配達」がこの夏、復刊された。同書は20年前に翻訳出版されたが長らく絶版になっており、原爆投下から60年の節目に「貴重な本を次の時代に残さなければ」という市民の思いが集まって復刊が実現した。【石塚淳子】
 背中一面にやけどを負った谷口さんを米軍が撮影した写真は、長崎原爆資料館に展示されている。谷口さんは、被爆後1年半以上うつぶせのまま治療を受け、生死の境をさまよったが奇跡的に回復。現在は核廃絶に向けて活動している。
 同書の著者は、英国のジャーナリスト、ピーター・タウンゼントさん(95年没)。82年に来日し、約1カ月長崎に滞在し、谷口さん宅に通った。
 本には大やけどを負ってからの闘い、差別を受けながらも周囲に支えられ、結婚して幸せな家庭を築くまでが描かれている。84年に英国で出版、日本でも85年に翻訳出版されたが数年で絶版に。
 復刊に取り組んだのは、今年5月に結成された「『ナガサキの郵便配達』を復刊する会」。発起人代表のフリージャーナリスト、横川節子さん=神奈川県鎌倉市=が中心となり、呼びかけた。
 賛同金は200万円を超え、7月下旬には2000部が刷り上がった。長崎県内の高校や図書館など150施設に寄贈。横川さんは「若い人に戦争の悲惨さを伝えるのが、終戦前後に生まれ豊かな時代を生きてきた私たち世代の務め」と語る。
 問い合わせは同会電話0467・23・7664。
(毎日新聞) - 8月9日11時11分更新

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