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日刊ゲンダイ記事:わが電網宝庫(ホームページ)読者からの通報。
■「停電なくせ」「自衛隊は何している」 サマワで最大の住民デモ
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▼ 警察と衝突 60人死傷 ▼
陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワが、いよいよのっぴきならない状況になってきた。
7日午前(日本時間同日午後)、サマワ中心部で知事の辞職を求めるデモ隊が暴徒化。庁舎に投石したり、侵入しようとしたため、機動隊が発砲した。デモ隊も対戦車ロケット弾RPG7などで応戦。多数の警察車両を焼いたほか、市内各地でタイヤを燃やして交通を遮断した。この戦闘でデモの参加者1人が死亡、警官20人を含む60人が負傷する大惨事になった。
イラク戦争終結後、サマワでデモ隊と治安部隊が衝突した事件としては最大級。英軍ヘリが上空からデモを監視し、州警察本部は南部ナシリヤ警察に応援を要請するなど、事態は緊迫している。自衛隊は西に6キロ離れた宿営地で相変わらず首をすくめているが、このままでは絶対にヤバい。
「発電所のないサマワでは1日に12時間以上も停電する状況が続いていて、酷暑と電力不足に対する住民の不満は爆発しています。この日も当初は1000人程度のデモ隊でしたが、怒り心頭の住民が次から次に集結し、あっという間に2000人に膨れあがりました。住民の中には、復興支援活動といいながら、何をやっているのかサッパリ分からない陸自に、あからさまな不満をぶつける者もいる。武装住民がいつテロ化するとも限りません」(外交関係者)
このデモの影響で、サマワ市内には外出禁止令が発令された。陸自はいよいよ亀のように引っ込んでいるしかなくなったが、これでも“非戦闘地域”と言えるのか。