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2005.09.05
Web posted at: 20:35 JST
- CNN
ニューオーリンズ(CNN) 大型ハリケーン「カトリーナ」で甚大な被害を受けた米ルイジアナ州の地元紙タイムズ・ピカユーンは4日、ブッシュ米大統領への「公開書簡」と題した論説を掲載し、連邦政府の対応を厳しく批判した。
書簡は、ニューオーリンズの住民が助けを求め、食料を待ち続けている間、政府は同市への到達手段をめぐる議論に数日間を費やしたと批判。ハリケーン上陸から3日後の9月1日には報道陣や民間のトラックが市内に入っていたのに、「国民を守り、真っ先に支援に駆け付けるべき人々の姿は見えなかった。部隊を派遣するはずの人々も、市内へ到達できないと嘆くばかりだった」と指摘した上で、「大統領閣下、われわれは怒っています」と訴えた。
また、多数の市民が避難し、治安や衛生状態が急激に悪化した「スーパードーム」について「長期的な避難に適していないことは、過去の例から分かっていたはず。当局はなぜもっと早く被災者を移動させなかったのか」と追及。さらに、スーパードームと同様の無法状態に陥った「アーネスト・モリアル国際会議場」をめぐっては、FEMAのブラウン長官が2日夜のテレビ番組で「多数の避難者がいることをきょうまで知らなかった」と述べていたにもかかわらず、翌朝のインタビューには「国際会議場に避難している人々には毎日最低1食分の食料を届けている」と語ったとして、発言の矛盾を指摘した。
同紙は書簡の中で、「ブラウン長官をはじめとするFEMAの職員は、1人残らず解雇するべきだ」と主張。その上でブッシュ大統領に、「私たちの街をよみがえらせるという約束を果たしてくれるよう心から願う。その時には真っ先に拍手を送ります」と呼び掛けた。
タイムズ・ピカユーンはハリケーンの被害でいったん発行停止に追い込まれたが、2日から印刷を再開し、避難所などに配布している。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200509050022.html