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「この災害の復興には何年もかかる」by ブッシュ
即座にソロバン弾いてたんでしょう。
都市開発に邪魔な現地住民は一人でも多く死んでくれたほうがありがたいと云うのがブッシュの本音かも。
スマトラ地震の時も即「この災害の復興には何年(何十年)もかかる」と専門家の指摘があったと云うのは
そういう事でしょう。>復興需要。↑こちら関係の受注はどうなってるんでしょうね。
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増田俊男
http://www.chokugen.com/index.htm
http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h17/jiji050905_318.htm
一部抜粋
本当のアメリカを露見したハリケーン
原油価格が史上最高値70ドルをつけたのと時を同じくして、ハリケーンがルイジアナ州とミシシッピー州を襲った。町は崩壊状態、数千名の犠牲者が出そうである。全米のテレビは終日ハリケーン情報で持ちきりである。犠牲者数は9.11を上回りそうだと言われている。いま私はS.F.だが、ガスステーションの料金プレートは3ドル台(ガロン当たり)になった。3ドルになると低所得者の可処分所得の20%が吹っ飛んでしまう。私は今夏大阪での講演後の懇親会で原油価格100ドルの予想をしたが、このままだと本当に100ドルへ向かいそうである。アメリカには2億2千万台の車がある。もし今、全車が平均10ガロンのガソリンを入れたら、アメリカの原油備蓄量がゼロになる。おまけに天然ガスの備蓄はない。実は、こんな分かり切った結果を、アメリカは始めから知っていたのである。アメリカは原油需要の40%を輸入に依存しているが、実は埋蔵量は十分あったのである。今まで原油は供給過剰だったから(消費者は王様の原理で)価格支配のためと、国内生産コストが高いことからあえて買い(輸入)に回っていたのである。
中国を始め、後進国の経済発展で世界の原油需要の継続的増大と産油国の埋蔵量が枯渇し始めたこと。そこへ原油精製能力と備蓄量不足が追い討ちをかけ、原油価格暴騰が止まらなくなってきた。このときをアメリカは4万兆立方フィート(20年分)の埋蔵を残しながら待っていたのである。原油の高騰のおかげで、アラスカ、テキサス、その他沿岸の大油田開発プロジェクトに反対してきた環境保護団体と住民は口を閉ざした。「(ガソリン代で)死にたくなかったら、賛成しろ」では誰も反対できない。
もう一つ、住民や慈善団体が口を閉ざした例がある。ルイジアナとミシシッピーの河岸周辺大都市開発である。議会は住民や環境、文化団体の反対で廃案にしていたが、ハリケーン後同法案は復活、可決された。いま災害地を金融・不動産業者が札束をカバン(バッグ)に入れて走り回り、被災者に土地を担保に金を貸しまくっている。ハリケーンのおかげで邪魔な人間(いま政府は他州に移住させている)と建造物の掃除ができたので、空となった空間に政府と産業界が共同で数十兆円の大都市開発をしようということ。「道に血が流れているところは買い」! これがアメリカの資本主義の鉄則だそうだ。
アメリカ一辺倒の小泉さんは「本当のアメリカ」と「本当の資本主義」を本当に知っているのだろうか?
*「カーペット・バッガー」という言葉がある。昔カーペットの素材で作ったバッグに現金を入れて災害地に乗り込み、土地や宝石を担保に金を貸しまわり、借りた者は結局身包みはがれたことに由来する。今ニューオルリンズはカーペットバッガーがあふれている。