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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(31日)ネタニヤフ氏がシャロン氏に宣戦布告
★( 1日)一部入植者が入植地撤去を求めて訴訟
★( 2日)ハリケーンでユダヤ人共同体も被害
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2005年8月31日（水）
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＊昨日ネタニヤフ氏がリクード党首選への出馬を正式表明。「シャロン
首相は党首選に負けても党内に留まるべきだ」と語り、離党の動きを
見せているシャロン陣営をけん制した。(P,H,7)
＊ネタニヤフ氏の陣営は、９月下旬のリクード委員会で党首選の繰上げ
を決め、１１月に党首選を実施してシャロン政権を倒す構え。シャロ
ン首相は、リクード委員会で選挙繰上げ動議の否決を目指す。(P,H)
＊パキスタンがエルサレムとガザに代表団を派遣へ。外務省は歓迎の意
向を表明し、両国の関係改善に期待感を示した。(P)
＊イスラエルのニュージーランド駐在大使が着任。１年半前のスパイ事
件以来、悪化していた両国の関係が正常化された。(H,P)
＊国連本会議に合わせて、シャロン首相が９月１３日〜１５日まで訪米。
各国代表らと１５件の会談が予定されている。(H)
＊バラク元首相が、労働党首選からの出場辞退を表明。ペレス現暫定党
首が党内で最も指導力があるとの判断による。(P)
＊国防省のヤロン事務次官が辞任。中国への武器売却問題をめぐり、米
国が同氏の排除を求めていたためと見られている。(H)
＊現時点の国会選挙予想でシャロン党首の率いるリクードは２８議席。
ネタニヤフ氏が党首だと１８議席に。もしシャロン氏が離党してペレ
ス氏と組むと労働党は３２議席、リクードは１１議席になる。(P)
＊ガザでの新ビジネスを当て込んで、ガザ関連のドメイン名の申請が相
次いでいる。安く登録して高く売却して儲ける人も。(P)
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2005年9月1日（木）
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＊リクード党首選に立候補を決めたネタニヤフ氏がエルサレムとマーレ
ーアドミームの間のＥ１地区を視察。アメリカの反対を押し切って入
植地建設を推進すべきだと語った。(P,H,I)
＊今日から新学期が始まるため、警察は全国の学校周辺で厳戒態勢。テ
ロを警戒して西岸地区との境界も警備が強化されている。(P,7,I)
＊監査官が昨年の政府業務の監査結果を発表。西岸地区の行政局は、イ
スラエル人による５４０の違法建築を確認しながら９３しか撤去しな
かった。また、警察と国防軍も厳しい批判を受けた。(P,H)
＊ガザとエジプトの国境地帯の警備をエジプトに任せることが、５３対
２８で国会承認。ネタニヤフ氏は激しい反対演説を行った。(P,7)
＊エルサレムで３０歳の男性が焼身し、重体。８月中旬にはガザ撤退へ
の抗議のため女性が焼身し、後に病院で死亡している。(P)
＊ユダヤ人極右青年によるテロで死傷したアラブ系市民の救済に、テロ
被害者救済法が適用されないのは不公平だと、アラブ系議員が訴え。
テロの定義が「敵による行為」とされているため。(P)
＊ヘブロン近郊の入植地住民が、政府命令による入植地退去を求めて最
高裁に訴え。防護壁のパレスチナ側になる入植地では、いずれ撤退す
るなら早く補償を受けて撤退したいとの意見が増えている。(P)
＊シャロン首相を呪い殺す儀式を行った宗教右派は無罪だとマズズ検事
総長が判断。「神に願う行為は、法律とは別次元」との判断による。
呪いは暴力の扇動だとして、左翼は犯人の起訴を求めていた。(P)
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2005年9月2日（金）
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＊シャロム外相がパキスタンのカスリ外相とトルコで会談。イスラム教
国であるパキスタン政府高官とイスラエルの政府高官の会談は史上初。
しかし自治政府とハマスはパキスタンを厳しく非難した。(H,P)
＊ガザとの国境にエジプトが７５０人の兵士を配備する協定が、昨日カ
イロで調印。実際の兵士配備は中旬から。(H,P,I)
＊ガザのシナゴグは自治政府に管理させるべきだとのラビの見解を受け、
国会の委員会が政府に解体の中止を要請。自治政府に引き渡せば紛争
の火種になることは確実なため、政府は解体を決めている。(P,H,7)
＊ガザの入植地から退去した生徒のうち１１％が昨日からの新学期に登
校できていないと教育省が発表。家族の定住地が決まらないため。全
国の学校では、ガザ撤退について１時間の特別授業を行う。(H,7)
＊ハマスが地方選挙の延期を要請。今まで選挙の早期実施を求めて来た
方針を転換したのは、ハマスの候補者として名前が公表されると、イ
スラエルに逮捕される危険があるためだという。(H)
＊ガザ入植地の墓地のエルサレムへの移設が完了。ガザの個人住宅の取
り壊しも完了し、撤退作戦の第二段階は完了した。(H,7)
＊メロン山近くで超正統派の若者がドルーズ人に暴行を加えたのをきっ
かけに騒乱。事態収拾のため多数の警官が警備に当たっている。(P)
＊ハリケーンの甚大な被害を受けたニューオリンズのユダヤ人１万人余
りに対して、ヒューストンのユダヤ人共同体が救援活動を実施中。多
くの避難民を自宅などに収容している。(7)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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