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(回答先: 国境超え式典に5万5000人 広島原爆の日(共同通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 8 月 06 日 09:20:44)
悲惨な体験を孫、子にまで語り継ぐことはもちろん大事だ。だが、女房が、あっちこっちの痛いという愚痴ですらもう聞きたくない、というのも悪いが事実だ。
去る60年前に原爆の灼熱空間で一瞬にして焼き殺された彼らも悲惨だったが、60年後の今、原爆症に苦しむヒト、これら行政に見捨てられている人々、この人たちのほうがはるかに悲惨である。同様に、世界の各地で、とりわけイラクで劣化ウランの放射線被害や重金属毒でやられていく人々も悲惨な状況にある。このイラクに好戦ブッシュ政府を助けんとして、同国に自衛隊を送った小泉総理なるものが「今日のこの日」に挨拶に立つとは!おこがましいお話である。
原爆投下による無差別殺人は、人道に反する大罪である。当時のトルーマン以下を国際法廷に告訴してその罪を全世界に暴くべきだ。この責任追求こそ、原爆の悲惨さを語り継ぐ正当にして有効な手段だ。
過去の事実を語ることが歴史を語ることではない。繰り返される事実、今もやられている事実を発見し伝えることが歴史的作業である。
広島・長崎の市長は、原爆投下国とその保有国を人道に反した罪とその準備罪で当の国と国際法廷に対してそれぞれの政府を告訴すべきである。