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過去最大規模でテロ警戒=選挙中の交通機関警備は初−警察当局・衆院選
9月11日投・開票の衆院選を前に、警察当局はテロ発生に警戒を強めている。海外では政治日程に合わせたテロが発生。警察庁は「警備に動員する警察官は過去最大規模」としている。選挙中に全国で交通機関の警戒を強化するのも初めてで、与野党入り乱れた激戦に、党首らの警護も増員を迫られている。
警察庁は先月30日の公示前、最大1万3600人態勢で交通機関などの警戒をすると発表。同庁幹部は「ロンドン同時テロなどによる国民の不安感を和らげる必要があると判断した」と話す。
ロンドンのテロはサミット開催中に発生し、スペインの列車爆破は総選挙3日前に発生。国際テロ組織アルカイダが日本を標的にするとの指摘もある。
同幹部は「具体的なテロ情報はないが、選挙に影響を与えようとすれば、投票数日前を狙う可能性もある」と警戒する。
交通機関に対しては、2001年9月の米同時テロなどを受け、警備を強化したが、同庁は「選挙中に全国で重点警戒するのは初めて」としている。
バスターミナルや鉄道施設を中心に、爆発物の探知訓練をした警備犬や金属探知機などの装備資機材も総動員して警戒。交通機関以外にも大使館や繁華街、投・開票所も警備を強化する。
選挙戦突入の30日以降、各党党首らは連日、各地で街頭演説を展開。別の同庁幹部は「熱戦で聴衆の数が前回選挙を上回っている。不測の事態に備え、警護も増員せざるをえない」と話す。(続)
(時事通信) - 9月2日5時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000016-jij-pol
警視庁は署員を含む「特別機動隊」を編成し、最大8000人で首都を警備。3000人が交通機関を警戒し、5000人は歌舞伎町や六本木ヒルズなどの繁華街や高層ビル、大使館などを警備する。
同庁幹部は「人が集まる一方で、比較的警備の手薄な民間施設などが狙われる可能性もあり、過去最大の人数で警戒を強化する」としている。(了)
(時事通信) - 9月2日5時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000017-jij-pol