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(回答先: サウジのファハド国王が死去、後継にアブドラ皇太子 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2005 年 8 月 01 日 17:03:18)
08/01 17:25 サウジのファハド国王死去 石油背景にアラブで発言力 アブドラ
【カイロ1日共同=儀間朝浩】サウジアラビアの国営テレビは一
日、同国の開明的指導者として知られ、近代化を進めたファハド・
ビン・アブドルアジズ国王が同日、死去したと発表した。八十二歳
とみられる。
新国王には異母弟で今年八十一歳のアブドラ皇太子(第一副首相
)が、新皇太子にはスルタン第二副首相が即位した。
親米色を強めたファハド国王と対照的に、新国王は伝統や宗教戒
律、イスラム諸国との関係を重視する民族派とされるが、一九九〇
年代後半から病弱の国王に代わり国政の実権を握っており、対米協
調を軸とした穏健な外交路線に大きな変化はないとみられる。
ファハド国王は世界最大の石油輸出国の最高指導者であることを
背景に、ペルシャ湾岸諸国の盟主に君臨。イスラム教の「二大聖地
(メッカとメディナ)の守護者」としてアラブ、イスラム世界で大
きな発言力を持った。
九一年の湾岸戦争で、米軍主体の多国籍軍の国内駐留を受け入れ
、米国への軍事的依存を強めた。これがサウジ出身のウサマ・ビン
ラディン容疑者らイスラム原理主義勢力の反発を招き、九〇年代後
半以降、政府施設や外国人を狙った爆弾テロなどにたびたび見舞わ
れた。
国王は九五年ごろから病気がちとなり、国政の表舞台を退いた。
二〇〇四年五月にサウジ東部アルホバルで外国人居住区襲撃事件が
発生した際、「テロとの戦いを強化する」との異例の声明を出して
いた。
国王はアブドルアジズ初代国王の八番目の息子。八二年、ハリド
国王の死去に伴い、第五代国王に即位した。最大の石油輸出相手国
である日本との交易拡大に尽くした親日家でもあった。
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[2005-08-01-17:25]