★阿修羅♪ > 戦争72 > 849.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: <ロンドン・テロ>21日の実行容疑者4人、全員逮捕 (毎日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 7 月 30 日 13:30:16)
http://www.asahi.com/international/update/0730/011.html
「難民の子」にゆれる英国 テロ4実行犯逮捕
2005年07月30日16時25分
ロンドンで21日に起きた同時テロに関連し、29日にロンドンとローマで相次いで実行犯とされる容疑者が逮捕された4容疑者のうち、少なくとも2人はソマリア出身で、もう1人はエリトリア出身とされる。東アフリカに焦点が当たり、母国での紛争や飢餓を逃れた「難民の子」が犯行に走った可能性が高まったことへの衝撃が広がっている。
ロンドン西部で29日に逮捕されたエリトリア系英国人のムクタル・サイード・イブラヒム容疑者(27)は、バスの爆破を図ったとされる。14歳でエリトリアから親とともに渡英、滞在を許可された。ロンドン近郊で強盗事件などに関与した罪で禁固5年の判決を受けた。刑に服している間にイスラムの過激思想に傾倒したとの見方もあるが、昨年9月、英国籍を取得した。
また、バーミンガムの潜伏先で27日に逮捕されたヤシン・ハッサン・オマル容疑者(24)はソマリア出身。11歳のときに姉とともに英国に入国、里親を転々とした。難民認定は受けていないが00年に滞在許可を取得、英国籍は持っていないとされる。
ローマで29日に逮捕されたフセイン・オスマン容疑者(27)は、イタリアのANSA通信によると、オマル容疑者と同じソマリア出身。英国籍を取得しているという。
ソマリアは1880年代から独立する1960年まで北部が英国、南部がイタリアの保護領だった。エリトリアも、両国が宗主国だった歴史がある。その影響で両国にはいまでも、ソマリアやエリトリアなど東アフリカからの移住者が多い。
英政府は難民の受け入れに比較的寛容だった。内務省によると、95〜03年にソマリア人4万3000人(扶養家族を除く)以上が難民申請を行い、そのうち約1万6000人が難民と認定された。認定されなかった人でも、約1万5000人は滞在許可を受けており、強制送還に慎重な姿勢がうかがえる。
だが、01年の米9・11テロの影響もあり、外国人の流入を規制する傾向が強まっている。東アフリカ出身の難民の認定数も減少傾向が続いている。