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イスラエル・ニュース  7/29
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投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 29 日 21:14:23: ogcGl0q1DMbpk
 

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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(27日)宗教右派がシャロン首相に呪いの儀式
★(28日)ホロコースト利用に入植者からも反発
★(29日)シャロン首相がフランスで帰還の勧め
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2005年7月27日(水)
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*武器輸出に関する協定調印のため訪米を予定していたモファズ国防相
が訪問を中止。一次は交渉が妥結したと思われていたが、米国が要求
を強化して来たため。(H,7)

*国防軍が西岸地区の各地で逃亡テロリスト摘発作戦を実施中。イスラ
ム聖戦、ハマス、PFLPなどのメンバーが逮捕されている。(P)

*パレスチナの自爆テロを正当化したロンドンのリビングストン市長の
発言に対して、英国のストロー外相が反対を表明。ロンドンを訪問し
たシャロム外相との会談後の記者会見で語った。(P)

*ガザ撤退を控え、テロ組織が活動拠点を西岸地区に移動しているとの
分析を、シンベトのディスキン長官が国会で発表。ハマスは態勢を立
て直すため、しばらく平穏を保つ見込みだという。(P)

*従来は少子傾向が強かったロシア移民の間で、周囲のイスラエル社会
と同様に子供の数が増えていることが判明。イスラエルの文化の影響
を受けたためと専門家は分析している。(H)

*ラマットガンで、イスラエルとパレスチナからそれぞれ115人ずつ
の子供を集めて交流させる催しがスタート。主催者によると、子供た
ちはすぐ一緒に遊び始めたという。(P,I)

*右派のカバラ主義者やラビらが、シャロン首相を呪い殺す「プルサ・
デヌラ」という儀式。ラビン首相が暗殺される前にも、この儀式が行
われていた。殺人の呪いは違法行為ではないという。(P)

*ガザのジャーナリスト協会が、ハマスと自治警察の戦闘を報道禁止に
したのに続き「殉教者の血を世界に顕彰しつつ、ガザ撤退の輝かしい
面だけを報道せよ」と指令。違反者には罰則を加えるという。(P)

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2005年7月28日(木)
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*シャロン首相がパリでシラク大統領と会談。大統領はシャロン首相の
ガザ撤退の決断を賞賛した。またシリアが中東和平を妨げる様々な動
きを行っているとして同国を批判した。(H,P)

*シャロン首相の息子のオムリ・シャロン議員が起訴。米国からの献金
を受け取るため、様々な隠ぺい工作をした疑いが持たれている。(P,I,
7)

*ジェニンでの銃撃戦で17歳のパレスチナ人少年が死亡、国防軍兵士
2人も負傷した。少年は国防軍に攻撃を行っていたもよう。国防軍は
イスラム聖戦のメンバー拘束作戦中だった。(H,P,I)

*自治政府のアッバス議長は入植地撤去後のガザの治安態勢を固めるた
め、ガザで現地指導者と調整中。議長は「世界が我々を見ている」と
治安部隊に訓示し、忠実に任務を行うよう呼びかけた。(H,P)

*自治警察の内情を調査したワシントンのNGOが、現在の状況では治
安維持は不可能だと断定。和平行程表の実施のためには第三者機関の
援助による抜本的な改革が必要だとの報告を発表した。(H)

*防護壁建設反対のデモ隊に国境警備隊が暴行を加えていた疑い。左翼
系の議員らは、国会に調査委員会を設置するよう求めている。(H)

*ガザ入植者の一部がナチ強制収容所の縞模様の制服を着て撤退に抗議
する計画を発表。撤退反対運動でホロコーストが濫用される傾向が出
ていることに、入植者内部からも非難が起こっている。(H)

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2005年7月29日(金)
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*フランスでユダヤ人代表と会談したシャロン首相が、イスラエルへの
帰還を呼びかけ。世界中のユダヤ人と同様、フランスのユダヤ人もイ
スラエルに帰還すべきだと語った。首相は今日、帰国する。(H,P,I)

*ガザから撤退してネゲブに移転する2世帯が、新居の鍵を受取り。各
地の移転先では急ピッチで工事が進んでいる。(H)

*来週火曜にスデロット市で計画されている右派の大規模なデモに対し
て警察が対応を検討中。カラディ長官は「我々を疲れさせるという入
植者の作戦は通用しない」と語った。(P,7)

*ガザ撤退作戦中の迫撃砲による攻撃を阻止するため、入植地周辺を占
領することを国防軍が提案中。しかし、自治政府の弱体化などの悪影
響もあるため、モファズ国防相は慎重に検討している。(H)

*イランとシリアがヒズボラに軍事訓練を続けていると、ウェルチ国務
次官補が指摘。しかし、レバノン首相はヒズボラの「イスラエルの脅
威に対する抵抗」の権利を擁護すると語った。(H)

*ガザと同時に撤退予定の西岸地区の入植地で、入植者が国防軍の設置
したゲートを襲撃。入植者は、国防軍のゲートがテロ対策ではなく入
植者監視のために設置されたものだと非難している。(H)

*ヨーロッパのユダヤ人と穏健なイスラム教徒の関係を強化する事業を
外務省が開始。宗教戒律の理解を広める事業などで協力する。(P)

*アルアクサ殉教団が自治政府幹部の一家5人を誘拐。犯行の目的はわ
かっていない。ガザでは治安の悪化に歯止めがかからない。(P)

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 関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
  http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
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[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretzdaily.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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