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□サウジアラビアとクウェートにおける治安態勢の強化 [IRIB 解説から]
サウジアラビアとクウェートにおける治安態勢の強化
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アメリカがクウェートとサウジアラビアのテロ行為の拡大を懸念し、この二つの国にいるアメリカ人に対して警告を発したことを受け、両国の治安対策レベルがかつてにないほどに高まっています。イラクの政情不安、クウェートとイラクの国境における緊張、アラブ人外交官の拉致、アルカイダと関係があるとされるサウジアラビア人軍事高官の拘束、こうしたことが地域の情勢を不安定にさせています。
ここ数日、ラムズフェルド国防長官やアビザイド中央軍司令官など、アメリカ軍の高官が次々とイラク、クウェート、サウジアラビア、バーレーンといった国々を訪れていることは、アメリカ軍と国民が、起こりうるテロを恐れていることを示しています。
エジプト・シャルモシェイフで起きた爆破テロは、地域の情勢を不安定にし、テロリストとアラブ諸国の衝突をより一層激しいものにさせています。有識者によれば、このような情勢は、イラク軍の占領継続、ペルシャ湾岸の重要な地域における外国軍の駐留、そしてこれに対する地域諸国の不満の拡大が原因であると見られています。アメリカは、イラクを完全掌握しながらも、治安を確保する上で、完全に行き詰まっており、イラクからの撤退を求める世論にも圧力をかけられています。アメリカ政府は、イラクへの軍事侵攻から約2年、イラクの国民に自分の意思を押し付けようとしていますが、うまくいっていません。アメリカはイラクで情勢不安をあおっていますが、自国の目的を実現することが出来ていません。このため、クウェートやサウジアラビアの情勢不安をあおり、アラブ諸国に恐怖感を作り出すことで、国際社会をテロに注目させ、ヨーロッパでの爆破事件を影響下に置こうとしているのです。アメリカ軍がペルシャ湾で、駐留を継続している主な理由は、テロとの戦いとそれから生じる危機のためです。
アメリカによるクウェート・サウジアラビアのアメリカ人に対する警告と同国での治安対策の強化は、アメリカが、イラクやペルシャ湾地域で不法な軍隊駐留政策を継続するためのものです。この政策により、アメリカはますます地域の危機に巻き込まれることでしょう。アメリカはこの危機から脱するために、深刻な問題に直面することになるのです。
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投稿者 white 日時 2005 年 7 月 28 日 07:29:29: QYBiAyr6jr5Ac