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「来年前半に削減可能」
イラク米軍司令官が言及
【カイロ=萩文明】イラクからの報道によると、駐留米軍のケーシー司令官は27日、来年夏までに米軍の大規模削減を開始する可能性に言及した。撤退開始の具体的日程が米側から示されたのは初めて。ただイラク治安部隊の「自立」など、厳しい条件がついており、実際に開始できるかどうかは不透明だ。
同司令官は、イラクを訪問したラムズフェルド米国防長官の同行記者団に「来年春から夏までに、かなり多くの削減ができる」と話した。一方でその条件として、国民投票などを通じた憲法制定と速やかな本格政権樹立、イラク治安部隊の能力向上を挙げた。
同司令官の発言は、南部サマワに駐留する陸上自衛隊の撤退時期をめぐる論議に影響を与える可能性がある。ブッシュ大統領は「(敵などに)誤ったメッセージを送ることになる」と撤退期間を設定しない方針を明らかにしている。米国防総省は先週「(イラク治安当局の)装備は能力も低く武装勢力への作戦を遂行できない」とする報告書を公表している。
「東京新聞」7/28 朝刊