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□ストレスから薬物依存に陥る駐留米軍兵士達 [暗いニュースリンク]
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/07/post_fa99.html
07/26/2005
ストレスから薬物依存に陥る駐留米軍兵士達
英デイリー・テレグラフ紙2005年7月23日付け記事を以下に全文翻訳して掲載。米軍兵士の薬物問題は日本国内にも影響を及ぼし始めている。(参照投稿:米軍兵士と合成麻薬MDMA)
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/03/mdma.html
ストレスから薬物依存に陥る駐留米軍兵士達(Stressed US troops in Iraq 'turning to drugs')
by トーマス・ハーディング記者:バグダッド (英デイリー・テレグラフ紙2005年7月23日付け記事)
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/07/23/wirq23.xml&sSheet=/portal/2005/07/23/ixportal.html
イラク占領から2年が経過し、薬物乱用の脅威がアメリカ兵士を苦しめ始めている。
ベトナム戦争時代から、米軍兵士における薬物の効果による衰弱はモラルの低下と実行力欠如に繋がることが知られており、米軍当局はイラクで同じことが繰り返されないよう事態の抑制を試みている。
抜き打ちの尿検査や兵舎の調査に加えて、司令官達は兵士達に戦友同士気をつけるよう促している。
これまでに、1人の兵士がコカイン密売で逮捕されており、大部隊の2%ほどがドラッグとアルコールの乱用に陥っているとみられている。
米陸軍の調査によれば、第256戦闘師団の兵士4000人中、53人がアルコールに関わる罪で、48人が薬物犯罪に問われている。
サダム体制の崩壊以降、国境地帯が武装勢力にとって抜け穴だらけになるにつれて、アフガニスタンやイランからヘロインや大麻等の密売業者も流入するようになり、兵士達の市場に安価な薬物を提供している。同僚達の戦死・戦傷を日常的に経験するにつれて、一部の兵士達は武装勢力との闘争の恐怖から逃れるために薬物に依存するようになっている。
一例を挙げると、米軍の新聞スターズ&ストライプスの報道によれば、マイケル・ボルドーという軍曹が、ドラッグと4本のウィスキーボトル、22本のイラク製ポルノビデオを所持していることが発覚し、7ヶ月間の監禁の後に降格され、懲戒除隊となっている。
別の事例では、エミリー・ハミルトンという名の兵士が軍法会議で語ったところによると、彼女は同僚の大麻パイプを「ぐっすり眠れる」という理由で日常使用していたという。彼女もまた、1年間の監禁の後に懲戒除隊となった。
「若い兵士の中には、ストレスに耐えられない者もいます」米軍弁護士クリストファー・クラフチェック隊長は言う。
薬物を使用する者の大半は、10代から20代前半で、しばしばバグダッドをパトロールする際に、地元イラク人から薬物を手に入れるという。
米軍兵士が違法に薬物を所持していた場合は収監されるか、降格、もしくは除隊される決まりとなっている。
(以上)