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2005.07.27
Web posted at: 11:50 JST
- CNN
ロンドン(CNN) ブレア英首相は26日、01年9月11月の同時多発テロで世界は瞬間的にテロの脅威に気づいたが、その後はまた「眠りに戻ってしまった」と述べた。ロンドン同時多発テロを受けた対テロ法強化案を説明するため、野党幹部と会合した後、報道陣に語った。
保守党のハワード党首と自由民主党のケネディー党首と会談した後、官邸で定例の記者会見に臨んだブレア首相は「私にとって9/11は目覚ましの合図だった。とすると問題は何なのか。世界の大部分が、9/11でパッと目を覚ましはしたが、それは一瞬のことで、すぐまた横になって眠りに戻ってしまったのが問題だ」
「これほど根の深い問題だけに、テロリストたちとありとあらゆるレベルで対峙(たいじ)しなければ、解決のしようがない。対峙するというのは、彼らの手法だけでなく、考え方もだ」とブレア首相は強調した。
イラク戦争に参加したことがロンドンのテロの原因だと一部で批判されていることについて、首相は反論し、「テロリストはイラクやアフガニスタンを理由に使って参加者を集めている。しかし問題の根はもっと深いところにあると、ほとんどの人は分かっているはずだ。イラクの状態に心を痛めるからこそテロ行為に走るのだなどと、とんでもないことを主張する連中がいかに卑劣か、あからさまにするべきだ。イラクを心配しているというなら、なぜたくさんの子供たちの中に自動車爆弾でつっこんでいくのか」と批判。
「理由は探せばいくらでもある。(イラク戦争のような)ことが、彼らの歪んだ理屈や論理に影響しないと言っているのではない。しかし、私たちがそれに妥協してはならない。(テロリストが)どのような理屈で自分たちの行為を正当化しようとしても、私たちはその理屈に、ほんのわずかでも譲歩するべきではない」と首相は力説した。
今月7日と21日の同時多発テロ後のロンドン市民の対応については、「心配しなくていいなどと、そんな馬鹿げたことを言うつもりはない。もちろん気がかりだろうし心配なはずだ。しかしロンドン市民の反応は素晴らしいと思う。日々の生活を続けようという意志の方が、心配よりも強い。それが一番いい姿勢だと思う」と評価した。
首相は、対テロ法を強化した改正案は9月中に野党に提出したいと述べた。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200507270007.html