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2005.07.26
Web posted at: 13:59 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米国防総省と国務省とは25日、両省監察官による合同調査報告書を発表し、米軍による応募者審査がずさんなためイラク警察に武装勢力や犯罪者が潜り込んでいるとの見方を示した。
両省の監察官による報告は、イラク警察の「募集・選考プロセスに問題がある」と指摘。「最近になって改善はみられたものの、新しく任官する警官には文字が読めない者が多すぎる。犯歴があったり、身体障害があったりする者もいる」としている。
100ページにおよぶ報告書はさらに、「イラク警察の内部に」武装勢力が潜り込んでいると「結論するに足りる証拠」が得られたと批判している。
イラクの武装勢力はこのところ、警察署や警官を主な標的に攻撃を展開。過去1年間で警官1600人が殺害されたと報告書は指摘している。
国防総省によると、訓練を終えたイラク警官は約6万3000人。06年末までに13万5000人の訓練と装備を終えることを目標にしている。
しかし報告書は、「人数を強調する一方で、訓練後の警官の能力に対する注意がおろそかになっている」として、どういう状態の警官を「訓練・装備が整った警官」と呼べるのかあやふやだと問題提起している。
報告書はさらに、「これまでの訓練プログラムは、イラク市民はおろか自分自身を守ることさえできない名ばかりの警官を大勢作り、『砲撃のいけにえ』にしただけだという見方がある」と厳しく批判している。
報告書は新人警官の選考について、経歴調査を現在のように多国籍軍がするよりも、イラク内務省が担当した方がよい結果が得られるという、イラク内務省の意見に同意している。
報告書はさらに、イラク人警官の訓練はただちに、多国籍軍からイラク人の担当に移管すべきだと強調。イラク人がイラク人自身を訓練するのでなければ「効果的な警察組織作りに必ず失敗する」と警告している。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200507260010.html