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★ 英国政府は自ら声高に叫んできた自由主義と民主主義の看板を降ろすと宣言したようだ。
個人に対する国家権力の行使をで極力制限するという考えが自由主義であり、その自由主義を実現するためなら殺される人が増える状況になるとしてもそれを甘んじて受け容れるというのが自由主義者である。
社会秩序の維持や犯罪被害者をできるだけ少なくするために、国家権力が法的手続きに則らなくとも強制力を行使できると考えたり求めるのは全体主義である。
自由主義と全体主義のどちらが正しいとか良いとかの話ではなく、世界を自由主義と民主主義で満たすと言ってイラク侵攻まで行った英国政府が、自由主義と民主主義(法手続きに従った権力行使)を放棄した事実を指摘しただけである。
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ロンドン警視庁のイアン・ブレア警視総監は24日、スカイテレビの番組で、「自爆テロ容疑者を容赦なく射殺する方針(シュート・トゥ・キル)」について「正しい方針だと思う」との見解を明らかにし、「今後もこうした決断をしなければならない捜査官が出るだろう」と述べた。
胸、腹部を撃つと、爆破の猶予を与えたり、爆弾に当たり誘爆を招いたりする恐れがあるため、即死の可能性が高い頭部を狙撃する。警察当局は多数の犠牲者を避けるために必要な措置と主張している。2003年夏までにイスラエルやスリランカなど自爆テロが多い国に担当官を送って訓練を受けさせ、ノウハウを導入した。
今回、ブラジル人を射殺したのはロンドン警視庁の対テロ特殊部隊SO19と報じられている。英国には警察官が約15万人いるが、北アイルランドを除き通常の制服警官は銃を携行していない。銃を持つのは特別訓練を受けて、上官の許可を受けた「武装警官」に限られる。(ロンドン=横田一成) (00:12)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050724AT2M2400Q24072005.html