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以下の記事を読んで一般人が「何人くらいのイスラエル人が死んだ」とイメージするだろうか？
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「今回のテロではアラブ系イスラエル人１人が負傷したほかはイスラエル人の被害の情報はなく」（８）
ということを知っていながら、
「０４年１０月にタバのホテルなどへの連続爆弾テロでイスラエル人観光客など３０人以上が死亡した。」（２）
「昨年１０月にシナイ半島のタバでイスラエル人観光客ら３０人以上が死んだ連続爆破テロ」（５）
「０４年１０月にシナイ半島のタバでイスラエル人ら３０人以上が死亡した連続爆弾テロ」（６）
「０４年１０月にタバのホテルなどが起きた連続爆弾テロでは、死亡した３２人のうち１２人がイスラエル人だった。」（８）
と、別の事件のイスラエル人の死亡者の数を何度も強調し続けるということに、なんの意図もないと言えるだろうか？
＊ 嫁さん曰く：「はじめにイスラエルを強調しちゃったので、こそこそと軌道修正を図ってるのかしら。」
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２００５年７月２３日土曜日 夕刊
（１）１面トップ
エジプトで連続テロ ４９人死亡、１３６人けが
【カイロ＝貫洞欣寛】エジプト東部シナイ半島のリゾート地シャルエムシェイクで２３日午前１時（日本時間同７時）すぎ、車爆弾などによる複数の爆発が起きた。ロイター通信によると、少なくとも４９人が死亡、１３６人がけがをした。シャルムエルシェイクは欧州やイスラエル、アラブ諸国や日本からも観光客を集める国際的な海洋リゾート地で、地元当局者は外国人観光客を狙ったテロと見ている。
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（２）１面トップ 囲み記事
シャルエムシェイク
シナイ半島南端にあるエジプト最大のリゾート地。透明度の高い紅海に面し、ダイビングの拠点として国際的に有名。近くのナアマベイには高級ホテルが２０軒以上も立ち並び、イスラエルや欧米のほか、日本からも観光客が訪れる。今年２月、シャロン・イスラエル首相とアッバス・パレスチナ自治政府議長の首脳会談が開かれるなど、国際政治の舞台としても知られる。
（３）１面２個目
国際組織が介在か 計画周到、資金力も
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シナイ半島では０４年１０月にタバのホテルなどへの連続爆弾テロでイスラエル人観光客など３０人以上が死亡した。シナイ半島はイスラム過激派のテロが続くサウジアラビアやイラクと接するヨルダンからも近いことから、外国の書式の関与も疑われた。しかし、エジプト当局は事件に関連したとしてエジプト人５人を逮捕したと発表、アルカイダなど国際的な組織の関与を否定した。
今回、再度、同様の手法でシャルエムシェイクが標的になったことで、中東で広がる過激派のネットワークが改めて問題になろう。
（４）２面
中東、高まる「反欧米」 エジプト連続爆破テロ 厳戒の保養地も標的に
エジプトで起きたテロとしては、０４年１０月にイスラエルとの国境に近いタバのホテルで起きた爆弾による事件以来のことだ。今回のテロが起きたシャルエムシェイクには、イスラエル人だけでなく、イタリア人、ドイツ人など欧州各地から欧米人の観光客が集まっていた。
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７月２４日 朝刊
（５）１面
エジプトテロ 死者８８人 負傷２００人 自称アルカイダ系声明
犯行声明はアルカイダ機構「アブドラ・アッザーム旅団」を名乗るグループが、インターネット上のイスラム系サイトに出した。同じ組織の犯行声明は昨年１０月にシナイ半島のタバでイスラエル人観光客ら３０人以上が死んだ連続爆破テロでも出された。
この日の爆発は・・
（６）４面 トップ
強権政治のツケ エジプト 不満勢力、協力か テロ犠牲「ルクソール」越す
４段め
・・
０４年１０月にシナイ半島のタバでイスラエル人ら３０人以上が死亡した連続爆弾テロが起きた時も、同半島アリーシュで「２千人以上が令状もなく拘束された」と内外の人権団体が告発している。
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（７）４面 ２個め
中東民主化停滞も 米政府が強く非難
・・（人数についての記載ナシ）・・
（８）４面 ３個め 一番下の一行記事（全文）
渡航の延期 先月に勧告 イスラエル
【エルサレム＝堀内隆】
イスラエル政府は６月９日に「シナイ半島でイスラエル人を狙ったテロの危険が増している」として、同半島を含むエジプト全域への渡航を延期する勧告を出していた。政府テロ対策室の担当者はイスラエル紙に「半島の海岸沿いの観光地を車爆弾か自爆テロで攻撃する必要がある」「情報は深刻で信頼するに足る」と語っていた。
０４年１０月にタバのホテルなどが起きた連続爆弾テロでは、死亡した３２人のうち１２人がイスラエル人だった。今回のテロではアラブ系イスラエル人１人が負傷したほかはイスラエル人の被害の情報はなく、イスラエルでは自国民が標的にされたとの見方は今のところ出ていない。
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インターネットで拾えた記事の全文は下記の通り。
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http://www.asahi.com/international/update/0723/016.html
エジプト爆弾テロ、死者８０人超す ネットに犯行声明
2005年07月24日00時27分
爆発で大破したガザーラ・ガーデンホテル＝２３日、シャルムエルシェイクで
２３日、爆発があったシャルムエルシェイクのオールドマーケットで大破した車＝ＡＰ
エジプト東部シナイ半島のリゾート地シャルムエルシェイクで２３日未明（日本時間同日朝）に起きた同時爆破テロは、ロイター通信によると、外国人観光客を含む少なくとも８８人が死亡、負傷者は２００人に達した。同日、国際テロ組織アルカイダ系を自称する組織が犯行声明を出した。国際的なリゾート地として開発され、治安当局が２４時間態勢で厳戒する場所での大規模テロに、エジプト当局は衝撃を受けている。
犯行声明は、アルカイダ機構「アブドラ・アッザーム旅団」を名乗るグループが、インターネット上のイスラム系サイトに出した。真偽は不明だが、「イラクやアフガニスタン、パレスチナ、チェチェンでのイスラム教徒の流血をもたらす邪悪な国々の犯罪に対する報復」としている。
同じ組織の犯行声明は昨年１０月にシナイ半島のタバでイスラエル人観光客ら３０人以上が死んだ連続爆破テロでも出された。アブドラ・アッザームは、アルカイダを率いるオサマ・ビンラディン容疑者に影響を与えたとされるイスラム指導者の名前だ。
エジプトの中東通信などによると、同国のアドリ内相は「アルカイダやイスラム過激派との関連を言うのは早すぎるが、タバで起きたテロと今回の事件は関係があるかもしれない」と述べた。
この日の爆発は、市街地のオールドマーケットと、そこから北約４キロのナアマベイにある高級ホテル「ガザーラ・ガーデンホテル」の玄関、「メーベンピックホテル」近くの駐車場の３カ所で、約１５分の間に起きた。現地警察などによると、ガザーラホテルで車が突っ込むのが目撃されており、自爆テロの可能性が強い。ほかの２カ所も車爆弾という情報があり、オールドマーケットには爆発でできたとみられる直径約３メートルの穴の５メートルほどわきに焼けこげた車の残骸（ざんがい）があった。
外務省邦人テロ対策室によると、日本人が被害にあったという情報はない。
今回のテロの死者数は、９７年にエジプト南部ルクソールで日本人観光客ら約６０人がイスラム過激派に殺害された事件を上回る同国最大のテロ事件になった。
エジプトのムバラク大統領は２３日現地入りし、国営テレビを通じて「テロによって我が国の治安や安定を乱させてはならない」とテロとの闘いを続けていくことを強調した。
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http://www.asahi.com/international/update/0723/002.html
エジプトのリゾートで連続テロ、５０人死亡２００人けが
2005年07月23日13時35分
２３日、シャルムエルシェイクでの爆発後、救急車に遺体の入った袋を運び込む人たち（エジプトのテレビ局の映像から）＝ＡＰ
２３日、シャルムエルシェイクでの爆発で損傷を受けたホテル（テレビ映像から）＝ＡＰ
エジプト東部シナイ半島のリゾート地シャルムエルシェイクで２３日午前１時（日本時間同７時）すぎ、車爆弾などによる複数の爆発が起きた。ロイター通信によると、少なくとも５０人が死亡、２００人がけがをした模様だ。シャルムエルシェイクは欧州やイスラエル、アラブ諸国や日本からも観光客を集める国際的な海洋リゾート地で、地元当局者は外国人観光客を狙ったテロと見ている。
爆発があったのは、飲食店や土産物店などが並ぶ市街地マーヤベイのオールドマーケットと、そこから北約４キロのナアマベイにある高級ホテル「ガザーラ・ガーデンホテル」玄関、道を隔てて斜め向かいのメーベンピックホテル近くの駐車場。約１５分の間に少なくとも３回爆発が起きた。
犠牲者は地元のエジプト人のほか、夏休みで訪れた外国人観光客も含まれる。マーケットでは昼間の暑さを避けて人々が買い物を楽しんでいた。死傷者には英国人やオランダ人、クウェート人、イタリア人らがいる模様だ。カイロの日本大使館が日本人観光客が事件に巻き込まれたかどうか調べている。
多くの犠牲者を出したガザーラ・ガーデンホテルは玄関付近の窓ガラスがすべて吹き飛び内部もめちゃくちゃになるなど大きな被害を受けた。衛星テレビ局アルジャジーラは「車がホテルに突っ込み、爆発した」との目撃者の証言を伝え、自爆テロとの見方を示した。
ロンドンのテロ事件の捜査にかかわり、休暇を取ってシャルムエルシェイクを訪れていたという警察官の男性は英ＢＢＣテレビに「最初の爆発で逃げようとしたら、４分後に次の爆発が起きた。爆発で至る所に破片が飛び散り、キノコ雲のような煙が上がり、みんな大混乱に陥った」と話した。
シャルムエルシェイクは紅海に臨み、ダイビングやシナイ山登頂などを楽しむ各国の観光客が集まる。
エジプト政府はこの地域を、高級リゾートホテルやカジノが並ぶ保養地として開発を進め、各種の首脳会談や国際会議を誘致し、国際的な知名度向上を図ってきた。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。