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「英にも過激派」 パキスタン大統領、テロ温床説に反論
2005年07月22日17時48分
http://www.asahi.com/international/update/0722/012.html
パキスタンのムシャラフ大統領は21日午後8時(日本時間22日午前0時)
から約50分間国民向けにテレビ演説した。英国で7日に起きた同時爆破テロを
非難し、事件前の容疑者との接触が疑われている国内の過激派の取り締まりの
徹底を宣言。一方で「英国にもやるべきことがある」と述べ、テロの温床として
パキスタンだけが批判されることにクギを刺した。
演説はロンドンで21日、バスや地下鉄をねらったとみられる2度目の同時
爆破事件の前に録画された。
大統領は、非合法グループの名前を変えての活動や資金集めの禁止を強化し、
出版、ビデオ、説教による過激主義の扇動を規制することを明言。過激思想
普及の温床になっていると批判されているマドラサ(イスラム神学校)の
政府管理を徹底し、05年12月までに登録させる方針を示した。
一方、大統領は「(英同時テロの)容疑者のうち3人はパキスタン系だが、
英国生まれで英国の教育を受けた。パキスタンにも問題はあるが、英国にも
過激派組織はある」と述べ、批判を牽制(けんせい)した。大統領は過激派
規制についてはウルドゥー語で語ったが、欧米批判は英語で展開した。
大統領は、同国の過激派は79年に始まった旧ソ連のアフガニスタン侵攻に
反対するため、欧米の支援も受けて生まれたと主張。「ソ連が撤退し、欧米が
手を引いた後、残された2、3万人のイスラム戦士が、名前を変え数十の
グループを作り、その一つがアルカイダだった」と、イスラム過激派伸長の
原因の一部は欧米にもあると強調し、異例の欧米批判も展開。欧米に、
イスラム過激主義と対抗するためにイスラム諸国と協力することを求めた。