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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(17日)ハマスと自治警察の銃撃戦で２人が死亡
★(18日)国防軍がガザでハマスの幹部１人を殺害
★(19日)ガザを目指す３万人のデモを警察が包囲
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2005年7月17日（日）
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＊パレスチナからの攻撃が頻発しているため、国防軍はガザ周囲に戦車
など重火器を集結中。すぐに侵攻できる態勢を整えている。(H,7)
＊パレスチナ情勢の急変を受け、モファズ国防相が土曜から予定してい
た訪米を今週に延期。中国への武器売却に関する合意を最終調印する
のが訪米の目的だった。(P)
＊米国のライス国務長官がアフリカ訪問を短縮して、今週イスラエルと
パレスチナを訪問へ。撤退を控え、治安の悪化を食い止めるため。(H)
＊２人の前チーフラビが、ガザ封鎖や撤退の任務はユダヤ法違反だとす
る宗教裁定を発表。警官や兵士に命令拒否を命じる内容で、波紋が広
がっている。(P,7)
＊封鎖中のガザに立ち入る報道関係者が「軍の指示に従い、８月１４日
までにガザを退去する」との誓約書に署名を要求されていることに報
道陣が反発。(P,I)
＊ハマスと自治警察の間で激しい銃撃戦があり、２人が死亡し３０人が
負傷。アッバス議長は、ハマス等の武装勢力を激しく非難し、武力行
使は自治政府だけに許された権利だと警告した。(P,H)
＊アラファト議長の親衛隊だったパレスチナ１７軍に参加したエルサレ
ムのアラブ系市民に５ヶ月の刑。テロ組織参加罪としては異例の軽い
刑だったのは、罪状を認める司法取引のため。(P)
＊刑務所への道に油がまかれる妨害行為。ガザ撤退に反対する右派の犯
行と見て警察が捜査を行っている。(P)
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2005年7月18日（月）
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＊ガザのグシュ・カティフに砲撃があり、６人のイスラエル人が負傷。
また、ガザに近いスデロットに対しても砲撃があった。ここ数日、国
防軍基地に対する銃撃も激化している。(H,P,7)
＊右派が計画しているガザへの行進を警察が禁止。しかし、右派はあく
までもデモを強行する構えで、混乱が懸念されている。(H,I,7)
＊国防軍がカンユニスでハマスの指導者サイアムを狙撃により殺害。別
の戦闘ではイスラム聖戦のメンバー１人が死亡した。しかし、砲撃準
備中のハマスのメンバー２人に対する攻撃は失敗した。(H,P,I)
＊アラブ系市民の「イスラム運動」の指導者が昨日釈放され、アラブ系
市民の歓迎を受けた。この運動は、資金をテロ組織に流したため、２
００３年に摘発された。(P,I)
＊ガザで自治警察が電柱や公衆電話などに落書きされたハマスの旗など
を消去。ハマスは「挑発的だ」と激しく自治警察を非難した。(P)
＊アルアクサ殉教団指導者のズベイディの恋人としてテロを幇助などの
罪に問われている女性の裁判が進行中。しかし、検察側の重要証人が
証言を撤回した。裁判所前では左翼勢力がデモを行っている。(P)
＊自治政府のアルキドワ外相が国連でイスラエルの防護壁建設を非難す
る新たな決議を準備中。同様の決議は昨年にも採択された。(H)
＊国防軍兵士９人がガザ入植地撤退に関する命令を拒否。うち２人は入
植地に逃亡した。９人全員がイエシバ（ユダヤ神学校）の生徒。(H)
＊エルサレム市民の足として期待されている新交通システムの工事契約
が完了。完成は２００８年の予定となっている。(P)
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2005年7月19日（火）
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＊ガザに向けて行進を行っていた３万人の右派デモ隊は、ガザ近郊の町
で宿泊。警察と国防軍が周囲で厳重な警備を行っている。(H,P,I,7)
＊警察は昨日、各地からガザへの行進に向かう右派勢力の乗ったバスの
運転を阻止。左翼は警察の取締りを支持しているが、右派議員らは権
利の侵害だとして対決姿勢を強めている。(H)
＊シャロン首相が２７日にパリでシラク大統領と会談へ。シャロン首相
がパリを訪問するのは２００１年の就任以来初となる。(P)
＊エジプトの代表がガザのハマス幹部と会談。ハマスは自治政府との闘
争と、イスラエルに対する砲撃を中止することに合意した。(H)
＊先週、エルサレムのバスステーションに偽爆弾を仕掛けた容疑で、超
正統派部隊の兵士２人が逮捕。この部隊は撤退反対派の拠点となって
おり、危険だとして解散を求める声が出ている。(H,P)
＊国防軍のハルツ参謀長が超正統派と妥協。兵士に命令不服従を指導し
ないことを条件に、イエシバの運営を認めた。(P)
＊前チーフラビが国防軍兵士に命令不服従を呼びかけているのは違法性
が高いと、マズズ検事総長が警告。状況によっては、両ラビを起訴す
ることもありうるとの考えを示した。(H)
＊ユダヤ人のみ出場が認められるマカビスポーツ大会のレスリングで、
イラン生まれのイスラム教徒が１位に。選手を送ったスウェーデンが
ユダヤ人のみ参加できることを徹底しなかったもよう。(H,I)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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