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(回答先: 『アメリカの「人道的」軍事主義』 ノーム・チョムスキー 投稿者 外野 日時 2005 年 7 月 19 日 12:26:18)
『幹や根』に近づきそうになると、スッと身をかわす知識人と報道者
枝や葉は数多くあり複雑なのですが、そこからたどって『幹や根』に行き着くのが分析です。しかしチョムスキーが典型なのですが、肝心要の9・11それ自体の話になると、スッと逃げてしまいます。
いくら米国政府の「人道的」軍事主義を批判したとしても、それ自体は非常に正しいことなのですが、中南米での「マッチポンプ的謀略」の実体、ベトナム戦争での「トンキン湾事件でっち上げ」、そして最大のものが「9・11、WTCビル解体、自作自演内部犯行」、などなどについて、物事の『幹と根』に近づくと、スルスルと身をかわして話をそらせてしまう。(「善意」「悪意」の問題ではなく、彼の論理の構造がそうなっているのです。)
チョムスキーに関しては私も、私が追い続けている3・11謀略に関して、上記の点を指摘し非難したことがあります。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/177.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 10 月 08 日 20:49:01:
なるほど、チョムスキーの薄っぺらさも同時に分かりました
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/198.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 10 月 09 日 07:08:01
チョムスキーへの罵詈雑言、続編:スペインにも大勢いる「偽の友」左欲知識人
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/282.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 10 月 11 日 05:16:54
そうじゃなく「おかしな事を見て、おかしいと感じるかどうか」ということです。
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『枝や葉』の部分での分析や事実の紹介などでは、確かに学ぶべきことは多いのですが、結局はそれでどこに誘導しようとしているのか(本人の「悪意」の有無は別問題として)を、私は非常に警戒します。私はその点を『用心しながら読む』ことに慣れていますが、世間にはその作業に慣れていない人がほとんどでしょう。
その後チョムスキーが「3・11イスラム・テロ説」を再検討した、などという話は聞きませんし、現在までに元ブッシュ政権高官すらが「WTCビル解体工事、内部犯行」を叫んでいるときに、ここのところ彼の書いたものを読む限りは、9・11に対する自分の姿勢を変えようとしません。
9・11に対する見解、とすら私は言いたくありません。彼は「9・11に対する見解」からはヒラリヒラリと身をかわし続けているからです。結局、米国政府の「人道的」軍事主義批判が、表面だけの中途半端なものに終わってしまいます。その根幹にある『巨大な「騙しの構造」』について決して分析しようとしないからです。
木村元彦氏に関しては、上の方で木村愛二さんからもご指摘があったとおりですが、この本を読んでいないので私は断定しませんが、少なくとも他の資料では彼がバルカン戦争中に「起こった」とされる「セルビア人による大量虐殺」に関する自分自身の報道(この元情報が偽物、欧米新聞と諜報機関によるでっち上げであったことはさまざまな証拠があがっている)を訂正し謝罪した、という話はいまだ聞いていません。(これは報道者としての資質に関わる重大問題です。)
得丸久文氏に関してはあまりよく解らないのですが、「人口増加と世界の危機」に関しては以前からロックフェラー財団が中心になって研究しているテーマです。人口と同時にエネルギー問題にしてもローマ・クラブ以来の欧米支配層による世界戦略から出てきた話です。そこからブッシュ親父の「新世界秩序」への流れは話し始めると非常に膨大になりますのでここでは言いません。ただ得丸氏の個人的な「善意」「悪意」の問題ではなく、彼の話の流れは明らかにこの路線に乗っているように思えます。
こういった知識人や報道者たちは、よほどプライドの高い人たちなのでしょう、自分が一度言ったことの見直しとか訂正とかは、決してしたがらないようです。(でないとすれば、誰かに雇われていることを疑いたくなります。)重要な問題を掲げて読む人をひきつけておいて、スルスルと『幹や根』ではない方向に誘導してしまいます。
外野さんがせっかく必死になって創価学会=公明党に関するデータ収拾を続けているのだから、時間をかけてでも、なんとかこれが大きな批判の力に結実してほしい、と願っています。しかしそのためには、特に報道者や知識人として著名な人物の書いたものに関しては「用心しながら読む(個人的な好き・嫌いは別にして)」ようにしてほしい、と思っています。
余計な老婆心かもしれません。気に障ったら、とりあえず心の底にでも置いておいて、いったん忘れてください。