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イスラエル:シャロン首相の来日、秋以降にずれ込む見通し
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050717k0000m010121000c.html
政府が招請しているシャロン・イスラエル首相の来日が秋以降にずれ込む見通しとなった。政府筋が16日、明らかにした。小泉純一郎首相やその周辺は、アッバス・パレスチナ自治政府議長の来日(5月)に続いてシャロン首相の早期来日を実現し、日本を仲介役にした「3者会談」の開催に道筋をつけようと狙っていたが、構想倒れに終わる可能性が強くなった。
早期来日が困難になったのは、シャロン政権が最重要政策と位置づけるガザ地区からの撤退開始が8月中旬に迫り、イスラエル国内で撤退反対派の活動が過激化しているため。有馬龍夫・中東和平問題担当特使が6月下旬にイスラエルとパレスチナ自治区を訪れた際、イスラエル側から「少なくとも撤退が完了するまで来日は困難」と伝えられたという。
小泉首相は日本が中東和平の仲介に積極的な姿勢を国際的にアピールしようと、5月に来日したアッバス議長に東京で日本、イスラエル、パレスチナの「3者会談」を開催する構想を提起。議長も実現に前向きな意向を示したため、政府は6月にもシャロン首相に来日してもらい、3者会談構想を具体化させたいと考えていた。
こうした動きは首相官邸を中心に進められてきた。小泉内閣の外交が各方面で行き詰まりを見せているため、中東和平への積極関与で政権浮揚につなげる思惑もあったとみられる。【前田英司】
毎日新聞 2005年7月17日 3時00分