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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(13日)ネタニヤの自爆テロで９０人以上が死傷
★(14日)シャロン首相がガザ入植地封鎖を指示
★(15日)ロケット砲攻撃で２２歳の女性が死亡
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2005年7月13日（水）
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＊ネタニヤで自爆テロが発生し３人が死亡、９０人以上が重軽傷を負っ
た。死者のうち２人は、１６歳の仲良し少女。イスラム聖戦がイスラ
エルの停戦違反に対する報復だとする犯行声明を出した。(H,P,I)
＊自治政府のアッバス議長は直ちにテロを非難する声明を発表。犯人を
捉えて処罰すると語った。しかし、イスラエル政府内は自治政府が実
際に取り締まりを行うかどうかを疑問視する声が強い。(H,P)
＊エジプトが７５０人の追加部隊を駐留させ、ガザとの国境を警備する
との合意を国会で討議することをシャロン首相が決断。マズズ検事総
長は、国会承認は必要ないとの見方を示していた。(H,P,7)
＊西岸地区の入植地に小型トラックによる自爆攻撃。犯人が重症を負っ
ただけで、大きな被害は無かった。犯人は手をハンドルに縛られてお
り「やりたくなかった」と語っているという。(H)
＊シンベトが最近数週間で３０人の右派活動家を逮捕したことが判明。
いずれも、道路に油を撒くなど人命に危険が及ぶ行為を行ったり計画
したりしていた。(H)
＊エルサレム市警は中央バスステーションで過激派が偽爆弾を仕掛けた
事件を捜査中。厳重な警備の中、大きな偽爆弾を持ち込むことができ
たのは、内部に共犯がいた可能性も有る。(P)
＊イスラエル全土で熱波。エルサレムで３４度、ガリラヤで３７度、エ
イラートで４３度となった。週末には気温が下がる見込み。(P)
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2005年7月14日（木）
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＊シャロン首相がガザ入植地の完全封鎖を命令。今後はガザ住民と、許
可を得た者だけが立ち入りを許可される。右派の撤退反対運動を封じ
るため。右派勢力は激しく反発している。(H,P,7)
＊国防軍がツルカームに侵攻し、イスラム聖戦のメンバー５人を拘束。
銃撃戦で自治警察官１人が死亡した。(H,P,7)
＊ドイツ外相がイスラエルを訪問中。ネタニヤでのテロを非難し、一方
的分離と行程表実施が必要だとの考えを示した。(P)
＊ネタニヤでの自爆テロはイスラム聖戦の本部を庇護しているシリアに
責任があると、米国のライス国務長官がシリアの政策を批判。(H)
＊ガザ入植地の封鎖命令を受けた国防軍兵士６人が命令を拒否。集団で
の命令拒否事件が発生したのは初めて。(H,7)
＊入植地の家屋を破壊した後の瓦礫は、エジプトのシナイ半島に破棄す
る方向で関係者が協議中。アスベストを先に回収して別に埋めるなど
細かい処理が必要なため、膨大なコストがかかる。(H)
＊ネタニヤのテロ現場近くで偽爆弾。中からガザ撤退反対派のメッセー
ジが発見された。犯人は見つかっていない。(H)
＊シオンの議定書がシオニズムの中心文書だとする記述を教科書から削
除すると、自治政府が約束。議定書が偽書であることは明白だが、ア
ラブ世界では本物だとする主張が絶えない。(P)
＊北米から５００人のユダヤ人が集団で帰還移民。北米からの集団移民
としては最大の数になった。(7,I)
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2005年7月15日（金）
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＊カッサムロケット砲がガザ近郊のモシャブに着弾し、家にいた２２歳
の女性が死亡。ハマスとイスラム聖戦が犯行声明を出した。(H,P)
＊ネタニヤの自爆テロで重傷を負い、病院で治療を受けていた兵士が死
亡。このテロでの死者数は５人に達した。まだ１８人が入院中。(P,H)
＊ロンドンのテロで行方不明になっていたイスラエル人女性の身元を確
認。この女性はテロが怖いからとイスラエルに帰らず、近年はロンド
ンで暮らしていた。(H,P)
＊国防軍がナブラスでイスラム聖戦の幹部１人を殺害。包囲したところ、
逃亡しようとしたため。殺害時、この幹部はナブラス在住の英国人女
性活動家と一緒にいたもよう。(P,H)
＊今回の一方的撤退後、さらに他地域からも一方的に撤退する可能性を
シャロン首相が否定。自治政府がテロ組織を武装解除してテロが完全
に止まれば、行程表を実施するとの考えを示した。(H)
＊ハマスの指導者マシャールが「まだ停戦は続いているが、イスラエル
が違反すれば破棄される」と記者会見で発言。(P)
＊国防軍がツルカームでの作戦を終え、撤退を開始。(P,H)
＊撤退にともなう紛争を避けるため、入植者と警察、国防軍、政治家な
どによるフォーラムの設置を右派ラビがカツァブ大統領に提案。(P)
＊右派勢力がガザ入植地の封鎖を破って侵入を試みるとの情報を受け、
国防軍は兵士の全ての休暇を取り消し。厳戒体制を取っている。(H)
＊ガザ撤退反対のために交通妨害を行っていた青少年５人が逮捕。また、
別の少年がパレスチナ人に対する殺人未遂で起訴された。(P,H)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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