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米軍統参本部議長 中央アジアは米にとって重要 軍駐留継続意向
アメリカ軍のマイヤーズ統合参謀本部議長は、十四日、中央アジアからアメリカ軍の
撤退を求める声が出ていることについて、「中央アジアはアメリカにとって重要だ」と
述べ、引き続き部隊を駐留させる意向を示しました。
アメリカ軍は、アフガニスタンへの軍事攻撃を始めた四年前から中央アジアに部隊を
駐留させていますが、中央アジアの四か国とロシアそれに中国でつくる上海協力機構は
「アフガニスタンでの対テロ作戦が完了に近づいた今、撤退の時期を明示すべきだ」と
する共同宣言を発表し、アメリカ軍の撤退を求めています。
これについて、十四日、記者会見したマイヤーズ議長は「中央アジアはアメリカにと
って様々な理由で重要だ。アフガニスタンでの作戦だけではない」と述べ、引き続き部
隊を駐留させる意向を示しました。
その上で、この地域で活動するイスラム過激派の武装勢力を鎮圧するため、軍同士の
交流を通じて支援もできると指摘しました。
中央アジアでは、今年三月キルギスで政変が起きたほか、五月には、ウズベキスタン
で暴動が起き、大勢の市民が犠牲になるなど不安定化しています。
マイヤーズ議長の今回の発言は、中央アジアが、中国やイランにも近いという戦略上
、重要な地域であることから、長期にわたって部隊を駐留させたいという意向を示した
ものと見られます。
[2005-07-15-12:15]
NHK