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首謀?実行?謎の5人目 英テロ1週間
ロンドン同時爆破テロの死者数
【ロンドン=稲田信司】「英史上最大の犯罪」といわれた7日のロンドン同時爆破テロから1週間を迎えた14日、死亡したとみられる容疑者4人以外に「首謀者」がいた、との疑惑が浮上した。英中部リーズ市を中心とする「テロ組織細胞」(英メディア)が存在するとの情報も流れた。これらの5人とは別に、エジプト人とみられる博士課程の学生も捜査線上に浮かんでおり、当局が探っている。
英メディアによると、首謀者とみられる男は、英国生まれのパキスタン系の可能性が高い。国際テロ組織アルカイダの信奉者との関係が指摘され、英国内のグループと国外のイスラム過激派をつなぐ存在とみられている。今年6月に海路で英国に入国し、リーズ市近郊のアパートに1人で住んでいたようだ。
事件前日の6日に出国した可能性が高いが、容疑者4人が待ち合わせをしたロンドン近郊のルートン駅で最後の指示をした、との情報もある。
ルートン駅の監視カメラは容疑者4人のほかに、もう1人の男性の姿をとらえていた。男性がこの「首謀者」であるのか、別のテロを実行しようとしていた「5人目の容疑者」なのか、明らかではない。
容疑者4人のうちの1人で、キングズクロス駅近くで自爆した疑いが持たれている男はジャマイカ系英国人であると、英メディアが14日一斉に伝えた。これまでパキスタン系のコミュニティーをもとにしたグループが関係した可能性が取りざたされていただけに、意外感を持って受け止められている。
捜査の途中で事件との関係が疑われたエジプト人は33歳。カイロの大学を卒業後、米ノースカロライナ州の大学で修士号を取得したという。リーズの大学で生化学の博士論文を準備する傍ら、同大学で講師も務めた。
この人物が借りていたリーズ市郊外のアパートから爆発物が発見されたとの情報がある。アパートは「5人目の容疑者」が一時使用した可能性もあり、捜査当局が関係を探っている。
http://www.asahi.com/paper/international.html