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アル・カーイダの自爆テロと断定…ロンドン警視庁長官
【ロンドン=飯塚恵子】ロンドン警視庁のイアン・ブレア長官は14日、記者会見し、ロンドンの同時爆破テロ事件は自爆テロによるものだと初めて公式に明らかにした。
長官はまた、「事件は、国際テロ組織アル・カーイダのあらゆる特徴を示している」と述べ、アル・カーイダによるものだと断定した。
一方、ロンドン警視庁は14日午後、実行犯4人のうち、2人は英国中部リーズ市に住んでいたシェザード・タンウィア(22)、ハシブ・フセイン(18)両容疑者であると、初めて容疑者の氏名を公表した。フセイン容疑者については、顔写真と監視カメラの写真を公開し、市民からの情報提供を求めた。また、事件の死者が1人増えて53人となったと発表した。
英BBC放送などは14日、実行犯の1人で、最後まで身元が不明だった4人目の男はジャマイカ生まれで英国籍、30代前半のリンジー・ジャーメイン容疑者だと報じた。捜査当局は13日夜、ロンドンの北西約60キロのエイルズベリー市の家屋1か所を家宅捜索しており、この家がジャーメイン容疑者が直前まで住んでいた場所だと見られている。
英PA通信などによると、捜査当局は、事件に関与したとしてエジプト生まれのマグディ・エルナシャール容疑者(33)の行方を追っている。リーズ市の郊外、バーリー地区にアパートを借り、事件の首謀者と見られるパキスタン系の男に自宅の鍵を渡し、事件の数日前に姿を消したという。バーリー地区からは、事件直後に捜査当局の手で爆発物が発見されている。
(2005年7月15日1時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050714it14.htm