★阿修羅♪ > 戦争72 > 1004.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【モスクワ=古本朗】ロシア通信などが5日伝えたところによると、カムチャツカ半島南部海域で、露太平洋艦隊の7人乗り組みの深海救難艇が深さ190メートルの海底で動けなくなった。
露当局の要請で防衛庁が、海上自衛隊の潜水艦救難母艦「ちよだ」(排水量3650トン)を現場へ急派した。また、米海軍は無人救難艇の空輸を決定、英国も支援へ動いており、国際的な救出作戦が始動した。
太平洋艦隊司令部によると、露救難艇の酸素は8日で尽きる見通しで、乗組員の生命の危険は徐々に増している。
問題の救難艇は、沈没した潜水艦の乗組員救助を主目的に、1980年代に開発されたAS28(排水量55トン)で、同半島の中心都市ペトロパブロフスク・カムチャツキーから南へ約75キロのビリュゾバヤ湾で4日、母船を離れて潜航訓練を行っていたところ、海底で漁師の網がスクリューに絡まり動けなくなった。
◇
大野防衛長官は5日、「ちよだ」など4隻を国際緊急援助隊として派遣する命令を出した。自衛隊の国際緊急援助活動で外国艦船の救助は初めて。防衛庁によると、露救難艇のかじにワイヤが絡まったとの情報もあり、救援隊では潜水員による海中でのワイヤの切断作業も想定している。
(2005年8月6日0時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050805i512.htm