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今回の爆弾事件の犯人(当局アルカイダだと決めつけているが)がイランから援助を受けたというインチキの証拠でもでっち上げて、イラン侵略を実行する予定なのかもしれないが、この点は今後の展開にまつ部分が大きくて現時点では何とも言えない。がこの事件で確実に金銭的な利益が期待できる勢力がある。
一つは今ブレア政権が導入しようとしているバイオメトリクスIDカードの関連業界である。IDカード法案はかろうじて下院を通過してものの、上院で否決される見込みであったが、この事件で「テロリスト」を取り締まるという大義名分で強引に導入できる下地が整ったといえる。単価300ポンド(6万円)とも言われ実現すれば何兆円もの収益をもたらす利権となるので、このような事件を起こす動機と見られる。
もう一つはオリンピックの誘致であり、今回の犯人が英国経済をどのように誘導しようとしているかシナリオはほぼ明確である。もし犯人が英国経済に一義的にダメージを与えたいと考えているなら、2日前に爆破を実施したはずである。2012年オリンピック誘致の話は一発でお流れになったことであろう。だから誰であろう今回の爆破の背後にいる連中は短期的に英国経済(更に具体的にはすでにバブルの崩壊が始まっているロンドン周辺の不動産市場)に大打撃を与え、2012年には見事に復興、というシナリオで荒稼ぎしようとしている勢力であるような気がする。これまた10兆円単位の利権・収益となろう。
ブレアの演説を聴くと「大多数のイスラム教徒は法を遵守するまともな人々なのに」とすでにイスラム教徒による犯行と決めつけ、市民の間における反イスラム感情をたきつけようとしているデマゴーグ的姿勢が明らかであった。むしろ警察幹部の方が「イスラム教徒がやったという証拠はない」とずっとまともなことを言っていた。ブレア・ストロークラスの閣僚は事前に全て知っていたことは間違いないと見る。