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□英のテロ認識に誤算、警戒レベル引き下げていた…英紙 [読売新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000104-yom-int
英のテロ認識に誤算、警戒レベル引き下げていた…英紙
【ロンドン=土生修一】英紙ガーディアンは7日、英対外情報部(MI6)や国家保安部(MI5)、警察関係者で作る政府の統合テロ分析センター(JTAC)が先月、国際テロ組織アル・カーイダによるテロ警戒レベルを引き下げていたと報じた。
英政府は昨年3月のマドリード列車同時爆破テロ以降、テロ対策を強化してきたが、肝心の情報収集能力に甘さがあったとの批判が高まっている。
同センターは、アル・カーイダ指導部は国内で組織的テロを実行する能力がないと判断。「全般的な警戒」としていた警戒レベルを、「(脅威が)実在はする」に落とし、「アル・カーイダと緩い関係を持つか、あるいは全くの単独の個人・グループ」だけに焦点を当てていたという。フィナンシャル・タイムズ紙も、MI5が先月初旬、企業関係者に対し、英国内で国際テロ組織によるテロ脅威は、2001年の米同時テロ以降、最も低いレベルにあると助言していたと報じた。
一方、ガーディアン紙は、英政府がテロ予備軍の追跡に手間取っていた実体も報じた。同紙に対し、情報当局は、イスラム系の若者が武装勢力に参加するため続々とイラク入りすることに警戒を示しながら、「若者たちは偽造した身分証明書を複数所持しており、追跡は困難だった」と認めたという。英政府は近年、テロ容疑者の拘束手続きを簡略化する「対テロ法」制定を進めているほか、公共の場に数千台の監視カメラを設置するなどして、治安対策を進めていた。
(読売新聞) - 7月8日13時46分更新