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(回答先: 事件、全く虚を突く 衝撃の英警備当局 [毎日新聞] 投稿者 white 日時 2005 年 7 月 07 日 20:44:03)
金融街の朝騒然、地下鉄から血まみれの乗客次々
地下鉄の駅構内に爆発音が響いた直後、名物の2階建てバスの天井が吹き飛び、公共交通機関は全面的にストップした。
7日午前9時(日本時間同日午後5時)ごろ、サミット開催中の英国の首都ロンドンを襲った同時爆破テロ。「地下鉄の窓が粉々になって、悲鳴と煙が充満した」「手首のない人や、両目から血を流している人もいた」――。2012年の五輪開催決定に沸いたばかりの街は、わずか一夜を経て恐怖と混乱に包まれた。
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【ロンドン支局=土生修一】ラッセル広場付近で、目の前で2階建てバス爆発を目撃したロンドン出張中の木村耕太さん(27)は、「スーパーに買い物に行こうとしたら、近くの駅が封鎖されていて、突然、駅員から『逃げろ』と言われた。その直後に200メートル先で別の爆発が起きた」と声を震わせながら話した。
「屋根が飛んで煙が上がっているバスから、どんどん人が流れ出てきた。泣いている人もいた。逃げた方向からも、人が流れてきて、混乱状態だった」とぼう然とした様子で語った。
警察当局によると、ロンドン名物の2階建てバス1台が爆破された。ロイター通信が目撃者の話として伝えたところによると、キングズクロス駅に近いラッセル広場付近には、天井がめくれあがったバスが放置されている。
◆地下鉄乗客「車両がぐちゃぐちゃになっていた」◆
地下鉄オールドゲート駅付近でも、すすと血にまみれ、衣服がぼろぼろになった人々が、雪崩を打って駅の外へ駆け出してきた。
車両のドアから何とか抜け出したという男性(51)は、「大きな衝撃があり、煙がすごかった。感覚が完全にマヒした感じ」。別の乗客(26)は、「突然、耳をつんざくようなごう音がして、窓が粉々になった。車両は煙が充満し、叫び声が響いた。息もできず、何が起きているのか分からなかった。反対側の車両が見えたが、ぐちゃぐちゃになっていた」と語った。
◇
オフィスビルが集中する現場近くで働く人々も、読売新聞の電話取材に、ショックの大きさを隠さなかった。
ラッセル広場近くのホテルのフロントで働いているイオネ・オジャンさんが巨大な爆発音に驚いて道路に飛び出すと、バスの天井が吹き飛び、乗客らしき人々が血だらけの状態で次々と道路に出てきた。男性の一人は、右手首から先がなくなった状態。別の乗客は、両目から血を流していた。
「大きなドラム缶が破裂したような『ゴーン』という音を聞いた」という国際交流基金事務所スタッフ、白川万里子さん(33)によると、同事務所では爆発後、全員に外出を禁じたという。テレビのニュースは繰り返し「ガラス窓に近づかないように」と呼び掛けており、白川さんは、「現場には血を流して座り込んでいる人や、遺体を搬出する人もいたようだ。まさかロンドンがテロの標的になるとは思っていなかった。正直言って、どうしていいのか分からない」と語った。
爆発が起きた地下鉄エッジウェアロード駅をいつも利用しているという建設会社「鹿島ヨーロッパ」の矢島晃さん(42)も、「社に着いた後に、爆発を知り、とてもびっくりした。少し時間がずれていたら巻き込まれていた」と声を震わせた。
JTBロンドン支店は邦人観光客の安否確認に追われた。座間久徳支店長(48)は「添乗員と連絡を取ろうとしているが、携帯電話が全くつながらない」と焦燥感を募らせた。支店は市中心部から6キロも離れた郊外にあるにもかかわらず、サイレンの音が響くなど物々しい雰囲気で、「きのうまでは五輪開催決定で祝賀ムード一色だったのに。まさかテロなんて」と言葉を失っていた。
リバプールストリート駅から車で20分ほど離れたソーホー地区でも混乱が続き、同地区の日本料理店店員高瀬舞さん(33)によると、いつもなら40分しかかからない通勤に約2時間かかり、近くの通りには、地下鉄にもバスにも乗れず、途方に暮れる人であふれたという。
(読売新聞) - 7月8日0時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000216-yom-int