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7月5日―メディアを創る
◇予備自衛官とは何だ
7月4日の読売新聞「顔」の欄に、「日米訓練に初参加する民間出身の予備自衛官」という見出しで一人の若い女性が紹介されていた。
米国で国際ビジネスを学び、今は通訳の仕事をしているという30歳のその女性は、「医療や語学、電気などの専門技能があれば、自衛官としての勤務経験がなくても予備自衛官になれる」という制度を知り、「英語で社会貢献できれば」と挑戦したという。
その彼女は、長崎・相浦駐屯地で10日間の集中訓練を受けたという。精鋭部隊として知られる西方普通科連隊が所属するというこの駐屯地で、厳しい訓練をまじかに見せられ、自らも射撃訓練までさせられている。
およそ国防も自衛隊も知らなかった一人の若い女性が、いきなり戦争疑似体験をさせられて、しかもその女性はそれを違和感無く受け入れているようだ。
「アーミールックは好きですが、まさか本物の迷彩服を着ようとは・・・」、「国を守ることの大切さを実感しました」、「射撃は体力が勝負、的に当たったかは内緒」、「多くの人に自衛隊を知ってもらう橋渡し役になりたい」などと新聞紙上で、何のためらいもなく語っているのだ。
現在約430人いる予備自衛官とは一体何なのか。正規の自衛官が集まらないからアメを与えて素人を補充しているのか。それにしては数が少なすぎる。素人過ぎる。自衛隊のイメージを上げるために広告塔の役割を担わせているのか。若い世代に自衛隊への関心を浸透させようとしているのか。そうであれば姑息過ぎる。
それにしても悲しい。この若い女性はどこまで今の自衛隊が米国の指揮下におかれ、米国の戦争に組み込まれているか、知っているのだろう。米兵がイラクでどれだけの命を奪っているのか知っているのであろう。
彼女を責めるつもりはない。ただ悲しいのだ、残念なのだ。私が責めるのは、何もしらない素人の若い女性まで自衛隊の宣伝に利用する政府、自民党、御用新聞だ。その卑劣さに憤りを感じずにはいられない。
◇情報操作とネットメディア
7月5日の産経新聞に、ライブドアがインターネット上のニュースサイトに日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」と「朝鮮日報」の記事を無料配信し始めたという事が、小さく報じられていた。この記事の意味するところは大きい。
ライブドア社は「政治的立場や地域的視点にとらわれずニュースを提供したい。内容の判断は読者にまかせる