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2005.07.04 Monday 08:06
日本外交が静かに方針転換を始めている
日本外交 / Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=44613
(この論考の内容・予測は、ODA ウォッチャーズとしては、まだ、見通し程度である。)
7月3日付けの各紙朝刊で、外務省の幹部人事が、小さく載っている。
阿南中国大使の後任に、飯村豊インドネシア大使
田中均外務審議官の後任に、西田恒夫総合外交政策局長
西田恒夫総合外交政策局長の後任に、河野アフリカ審議官
マスコミは、外務省の発表そのままを垂れ流して、順調人事と書いているが、
中国大使に、チャイナ・スクールでは無い、飯村氏を、しかも、この対中関係が険悪な状況で、持って来る理由は何か?飯村氏は田中真紀子外相当時の外務省官房長で、安倍晋三氏、小泉氏と一緒に、田中真紀子氏に詰め腹を切らせる裏方を務めた人物だ。
阿南氏が、今回の、日中の不信の増幅を、裏で仕組んでいるのは、これまでに、ODA ウォッチャーズが指摘している所だ。「靖国」問題の最強硬派の一人だ。中国大使が、中国と日本の摩擦を増長させる報告を行ってきたのだ。
つまり、明らかに、中国関係を、白紙から、清和会人脈で、やり直す腹だ。
西田恒夫氏は、順当な事務次官レースの準備席に着いたことになる。経済協力局が、やはり、清和会の利権であり、清和会は、伝統的な外務省利権を、当然、保持したことになる。
河野アフリカ審議官については、ODA ウォッチャーズは、良く知らないが、川口氏・緒方氏のラインか、或いは、きっと、有能なのであろう。
(参考)
和平工作―― 対カンボジア外交の証言 ――河野 雅治
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-002638-0
以上から、おそらく、田中氏は、外務省から干されるのだろう。(現在、断定は出来ないが・・・)つまり、「東アジア」構想や、対北朝鮮外交について、田中色は一掃される可能性が高い。
また、阿南氏は、中国大使になるために、外務省に入ったような人物だから、中国大使の辞めた後は、中国への影響力を削がれるだろう。そのための布石が、飯村氏であろう。
田中氏と天木氏は、多分、同期で、大学も同じかと思うので(多分)、テレビの論戦が楽しみだ。まず、イラクへの自衛隊派兵について、論理的な結論を出して貰いたい。