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イラク:
国連大使が米軍によるいとこ殺害で調査要請
【カイロ高橋宗男】イラクのスマイダイ国連大使は2日までに、イラク西部のアンバル県で先月25日に武装勢力を捜索中の米海兵隊員が丸腰の民間人である大使のいとこの男子大学生(21)を殺害したとして、米当局に調査を要請した。大使は友人らにあてた手紙の中で、米軍を「冷血な殺人鬼」と糾弾しており、米当局も調査に乗り出したことを明らかにした。AP通信が伝えた。
大使の手紙によると、いとこはバグダッドの大学に通う大学生。同県ハディサ近くの自宅に帰省中の先月25日午前10時ごろ、海兵隊員約10人が自宅を訪れ、武器があるかどうか尋ねた。大学生は銃弾の入っていないライフル銃のある父親の寝室に案内。海兵隊員は母親や他の弟妹6人を別の部屋に集めた後、住居外に出るよう命じ、約1時間後にこの住宅を後にした。海兵隊に同行していたエジプト人通訳が母親に「彼らが息子さんを殺した」と告げ、大学生は首を撃ち抜かれた射殺体で見つかった。
大使は「深刻な犯罪が起きている。同様の犯罪がアンバル県の至るところで起きているはずだ」と米軍を非難し、徹底調査を要請している。
AP通信によると、イラク駐留米軍は、大使の主張は多国籍軍が関与した「偶発的な事件」と大筋で一致していると認め、調査を開始したとする声明を発表した。
毎日新聞 2005年7月2日 21時32分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050703k0000m030084000c.html