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上海協力機構事務局長 加盟国での政権転覆の動き 力での押さえ
中国とロシアが中央アジア諸国と作る上海協力機構の責任者はきょう、来週の首脳会
議を前に記者会見し、加盟国で政権転覆の動きなどがあった場合には、力で押さえ込ん
で地域の安定を図ることを擁護するという方針を示しました。
上海協力機構は、今月五日にカザフスタンに、中国とロシア、それに中央アジアの四
か国の首脳が集まって会議を開催する予定です。
今回の首脳会議には、インド、パキスタン、イランの三か国の首脳も、初めて招かれ
ています。
これを前に上海協力機構の張徳広(チョウトクコウ)事務局長は、きょう北京で記者
会見し、会議では「中央アジアの情勢に対して団結を強化し、テロリズムと分裂主義と
協力して戦うことを確認する」と述べました。
その上で張事務局長は「最も重要なのは安定の維持だ」とした上で、「民主主義は各
国の経済や文化の発展の過程で生まれるもので、外部から押し付けるものではない」と
述べ、この地域の国々の強権的な政治体制に批判的な国際世論を牽制するとともに、加
盟国で政権転覆や分離独立の動きがあった場合には、力で押さえ込み安定を図ることを
擁護する方針を示しました。
中国はロシアとともに、首脳会議での議論を通して、中央アジアに軍を駐留させてい
るアメリカの影響力を弱め、この地域での協力体制の一層の強化を図るものと見られま
す。
[2005-07-01-19:33]
NHK