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2005年6月29日（水）
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＊ガザのホテルに集結している過激派を強制退去するため、国防軍はガザ全域を軍事地域に指定して外部から遮断する方針。全国からガザに過激派が集結すると対応が非常に困難になるため。(H,P,7)
＊ガザの入植地近くのパレスチナ人の家屋を右派の少年らが占拠。パレスチナ人と乱闘になったため、国防軍と警察が制圧した。(H,P)
＊労働党主選に立候補しているヒスタドルート議長のペレツ氏が、党員名簿を捏造したことが警察の捜査で判明。他の候補者も順次取り調べられるが、同様の不正があった可能性が高い。(H)
＊退任したヤロン元参謀長が、ガザ撤退計画の発表前にシャロン首相から連絡は受けなかったと国会で証言。ただし２００３年頃から撤退に関して首相と協議は行っていた。(P,7)
＊今日夕方に撤退反対勢力が大規模な交通妨害を計画中。(H,P,7)
＊ファタハ下部組織としてハマスやイスラム聖戦を攻撃した「死の軍団」の元指揮者タムスが、イスラエルの撤退後の入植地管理の責任者に。ハマスに睨みを効かす狙いか。(H)
＊パレスチナ人の暮らしがアラファト議長の死後に急上昇したと政府担当者が国会で報告。イスラエルとの交易、携帯電話の台数、雇用など全てが急増しており、自治政府の税収も伸びているという。(H)
＊オランダ王のオレンジ家に子供が生まれたため、伝統に従ってオランダ大使館がオレンジ色の旗を揚げたところ「撤退反対なのか」との問合せが相次ぐ。撤退反対派がオレンジ色を使っているため。(P)
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2005年6月30日（木）
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＊北部国境のドブ山でヒズボラが国防軍基地を攻撃。国防軍兵士１人が死亡し、３人が負傷した。戦闘でヒズボラ側にも１人の死者が出たもよう。国防軍はヒズボラの拠点に攻撃を加えた。(H,P,7,I)
＊全国各地の交差点でガザ撤退反対派が交通妨害。多数の警官が動員され、１４７人が逮捕された。撤退反対派は「勝利」を宣言し、撤退中止まで闘争を続けると宣言している。(H,P,I)
＊ベングリオン空港への高速道路にスパイクや油がまかれる交通妨害。死傷者も出かねない危険な行為は、撤退反対派の仕業か。(H,P)
＊過激化する撤退反対派への対策を閣議で検討。運転免許の即時取消など、厳しい処分で臨むべきだとの意見が相次いだ。(H,P)
＊来月末にシャロン首相がフランスを訪問へ。シラク大統領との会談の議題は数週間後に控えたガザ撤退問題になると見られる。(P)
＊シャロン−アッバス会談で今週に行われることが決まっていたカルキリヤの治安維持引継ぎは延期か。西岸地区では、最近まで下火になっていた自動車に対する銃撃が再び増加しているため。(H)
＊シンベトが政府閣僚に防弾チョッキ着用を要請。関係者はこの措置が撤退反対派の動きとは無関係だと説明した。(P)
＊カタールで行われるキリスト教とイスラム教の宗教対話集会にイスラエルのラビが不参加を決定。イスラム過激派の脅迫で主催者が参加者名簿やパネル参加メンバーからユダヤ教を外したため。(P)
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2005年7月1日（金）
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＊ガザのホテルに立てこもっていた右派活動家を国防軍と警察が強制退去。７００人の警官らを動員した作戦は、右派活動家が暴力的抵抗を控えたこともあり、わずか半時間ほどで完了した。(H,P,I)
＊北部国境のドブ山に侵入したヒズボラのメンバー２人を国防軍が射殺。３人目は逃亡中と見られており、捜索が続いている。(H,P)
＊ガザのホテルの強制退去作戦の後、国防軍はガザ入植地を引き続き封鎖中。入植者は早期解除を求めているが、解除は日曜か。(H,P,7)
＊シャロン首相が撤退反対派の過激な抗議運動を激しく非難。過激派と一般入植者を区別した上で、過激派の行為はユダヤ教にも反するとして、厳しい措置で臨む考えを示した。(H,P,I)
＊エルサレムで行われた同性愛者のパレードに乱入した超正統派が３人を刺傷し逮捕された。他にも超正統派による抗議行動などがあったが、パレードはほぼ予定通りに行われた。(H,P)
＊国連の安全保障理事会がヒズボラによるイスラエル攻撃を非難する決議を採択。レバノン政府にヒズボラの攻撃を抑えるように要請した。また、両国に国境侵犯を避けるように求めた。(H)
＊自治警察再編に協力している米国政府のワード氏が米国会で証言。バラバラだった自治警察の状態は、少しずつ改善しているものの、まだテロ組織を抑えるだけの力は無いと語った。(H)
＊撤退反対者がオレンジ色をシンボルカラーに使わないように求める訴えをアラブ系のバラード党が起こした。同党は１９９９年からオレンジをシンボルカラーにしているため。(H)
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