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□米国とイラク抵抗勢力の対話報道の背景 エジプト人報道家の分析 【後編】 [アラブの声ML]
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/667
米国とイラク抵抗勢力の対話報道の背景 エジプト人報道家の分析 【後編】
、『米国は本当に敗れたのか？』
この問いへの解答は憶測ではなく、米国の全ての行動や米国人高官の発言が示す現実で、ベトナム戦争の最終段階を想起させる。米軍の本当の損失を認める段階には至っていないが、米国の世論が敗北を受け入れるるための準備をしていることを示す現象だ。
イラク抵抗勢力の力と良好な装備、訓練度など多数の能力を認めることで、米国は敗北を認めること無しに撤退へ向けての口実作りをしている。また米軍が対面しているのは、単にサダムの残党や一握りのテロリストではなく、「武装勢力」と、米国の発する声明は表現するようになった。
過去数週間イラクでの暴力の拡大は、米軍もイラク軍も事態を制御する能力が無く、アルカーイダの見方によれば、米国のイラク介入は、米国を戦略的な隘路に追い込むのに適当な環境醸成に寄与したことを、国際戦略研究所が作成した報告書は示している。すなわち、イスラム世界の大部分の人々はアメリカを嫌い、その同盟国でさえ米国に警戒心を抱くようになった。
『米国の撤退戦略に抵抗勢力はどう対処するか？』
米軍は自国にとって最善の条件で、また遠隔操作で占領を継続し、イラクから抜け出すために、現在戦闘を続けながら、国民が敗北と撤退を受け入れる準備を開始した。それでは米国の新計画に対する抵抗勢力の立場はいかなるものか？
現実に起きていることから読み解くと、抵抗勢力は現状による占領軍との交渉ゲームを拒否していることが確かである。また抵抗勢力の孤立化、或はその実像歪曲、抵抗勢力間への不和扇動であるにせよ、この企みの目的を十分承知していることがわかる。それに対して抵抗勢力は、占領軍へ軍事作戦を強化することと、抵抗２集団が交渉に参加したとするアイハム・サマライ前電気相の声明を直ちに否定することで答えた。更に、米国領事がイスラム党の事務所から退去後に暗殺未遂事件は、このような米国式のやり方は誰にも通用しないという抵抗勢力からのメッセージである。
当然ながら抵抗勢力のこれまでの行動や考え方を見ると、時期が来たら行われるであろう交渉における原則を抵抗勢力が誰よりも知っていることが分かる。すなわち交渉をするには、先ずホワイトハウスにより、占領軍の撤退と、国際機関の撤退交渉参加容認を表明すること求められる。次に、抵抗勢力をイラク国民の代表と認め、占領期間中に占領軍が樹立した全ての形態を否認し、一切交渉に関与させないことだ。
だが、抵抗勢力側からの実行が必要不可欠なのは、仮に報道上だけのことであっても大方の抵抗勢力のグループを含む大まかな組織形態を結成し、そのようなデリケートな段階での広報機関とし、米国の報道計画の遮断に取り掛かることだ。仮に１グループによる単独作戦であっても、統一グループの共同作と発表し、抵抗勢力の声明文のロゴを作成することで、少なくともこれが可能になる。
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事実、さまざまな名称のグループがそれぞれ声明文を出すので実態が掴みにくい。だが、占領軍の必死の追及から逃れるには、統一組織結成は危険過ぎ時期尚早であるとサラーフ・モフタール氏などは主張している。
撤退時期を遅らせば遅らせるほど、損失は大きくなる。ベトナム戦争しかり、太平洋戦争では敗北必至になり和平交渉開始を覚悟した昭和天皇も、国体（天皇制）護持を初めとし少しでも好条件を引き出すために、「その前に何とか米軍を叩けぬか」と言い続け戦争終結を遅らせ、結局未曾有の大敗を招いた。
自衛隊は、ベトナム戦争のような「突然の瓦解」をも想定しているが、一切合財放棄し身一つで空路確実に脱出できるのは１／３という。
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サマーワ自衛隊活動自粛報道に対するイラク・パトロールの書込み：
日本防衛大臣は、路肩爆弾が日本人を狙ったものであるか、また実行犯を特定するために協議しているという。
無論爆弾は日本人を狙って埋設されたのではなく、厳密に言うと、占領者とその友人たちを狙ったものだ。事件に対する最初の日本政府の説明では、サマーワの住民が犯人であるとは考えられないとするものであったが、今では、例え爆弾が基地の門の脇に埋められていても、自分たちが標的ではないと言い張るだろう。その場合、爆弾を敷設する抵抗戦士は間違いなく日本語を理解しないから、基地の門に掲げられている次のように書かれた看板を読めないだろう。「在サマーワ日本の鶏小屋」
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=10461
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日本人の評判は想像以上に悪化している。
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米兵はこの写真のように遠くの的に命中できるかを同僚たちと賭ける。
http://www.iraqpatrol.com/iraq/sniper.jpg
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【短報】
*サウジ内相、ＵＡＥとカタール間の陸橋計画は自国の領海上を通ると両国に抗議 「国営サウジ通信」
*アズハル法学者の反政府デモ参加を非難したエジプトのアズハル総長にアズハル法学者が造反 「ｉｏｌ」 【エジプトも騒然としている】
*イラクの前電気相アイハム・サマライ、抵抗評議会を結成 「ｉｏｌ」 【本記事前編参照】
*ロシア外相、イラク占領軍の撤退時期明示を要請 「ノーボスチ通信」
【カンパのお願い】 郵便振替口座名称：アラブの声 口座番号：００８１０-１-１３１２２４
アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/
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米国とイラク抵抗勢力の対話報道の背景 エジプト人報道家の分析 【前編】 ［アラブの声ＭＬ］
http://www.asyura2.com/0505/war71/msg/603.html
投稿者 white 日時 2005 年 6 月 28 日 16:03:33: QYBiAyr6jr5Ac
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
