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者が他の情報源特にインターネットを、利用しているためだ。1990年、新聞読者の38%が35歳以下だった。2002年では、31%になった。
最近、サンデーテレグラフ紙〔デイリーテレグラフの日曜版〕の編集長ドミニク・ローソン氏が発行部数下落を止めることができなかった、という理由で解雇されている。
オンラインで成功している新聞もある。例えばガーディアン紙だが、新聞社のオンラインサイトの中では一番成功しており、BBCの週間利用者の約半分の数の利用者がガーディアンのサイトに来る。しかし、問題は、オンラインサイトでどうやって利益を生み出すか、だ。
新聞社のオンラインサイトの難しさは、サイトに来る読者のほとんどがほんの短時間サイトを訪れるだけ、という点だ。たいがい、ほんの2−3ページを読むだけだ。このため、良い購読モデルを構築することが難しい。特別なコンテント、例えばクロスワードパズルや、ファイナンシャル・タイムズの経済ニュースなどを除けば、新聞社のサイトは無料で読める。ネット広告は、グーグルやヤフーなど大手のサイトに流れてしまっている。
それでも、オンライン費用をまかなえるほどのサイトもある。ガーディアンのサイトはもうすぐ利益を生み出すほどになっているし、フィナンシャル・タイムズのサイトは、2002年から利益を出している。しかし、新聞社のオンラインサイトが紙の発行部数減少のロスを挽回する役目を持つとしたら、現在よりもはるかに大きな利益を生みだす必要がある。
新聞社のサイトの問題の1つは、紙の新聞のオンライン版という点だ。動画やグラフィックスの扱いを知らないのだ。BBCはテレビ局としての知識があるので、ネットでどんな表現ができるかを心得ている。
そして、これも重要な点だが、BBCのオンラインサイトは新聞社に比べてはるかに多くのジャーナリストをかかえている。
サン紙のオンライン版で働くスタッフの中で、アメリカで起きたマイケル・ジャクソンの子供の虐待の裁判結果を報道したのは、夜勤チームの4人だった。BBCが豊富な人材を使って報道する様子を目の当りにしたサンのオンライン版エディターのピーター・ピクトン氏は、負けた、と思ったという。「BBCでは、独自のサイトを立ちあげ、ジャーナリストたちが様々な視点から裁判を取り上げ、自分たちで撮ったビデオを使っていた。これほどの素材には勝てない」。
BBCオンラインのおか