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両陛下サイパンへ出発/戦後60年、初の海外慰霊
天皇、皇后両陛下は27日昼すぎ、羽田から政府専用機で太平洋戦争の激戦地となった米自治領サイパン島へ出発された。日程は1泊2日。28日に戦跡と戦没者慰霊碑を巡り、国籍を問わず犠牲者をしのび、平和を祈る。戦後50年に長崎、広島、沖縄、東京都慰霊堂を訪れたのに続き、戦後60年の節目の年に初の海外への慰霊の旅が実現した。
天皇陛下は羽田空港の出発行事で、皇太子さまや小泉純一郎首相らを前に「このたび、海外の地において、あらためて、先の大戦によって命を失ったすべての人々を追悼し、遺族の歩んできた苦難の道をしのび、世界の平和を祈りたいと思います」と抱負を述べた。
皇太子妃雅子さまと紀宮さまは、皇居・御所で両陛下を見送った。
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2005062701001198&genre=national
空港での出発行事で述べられた「あいさつ文」と言うものがあり、上にその中の重要な一部が抜粋されている訳です。
この「あいさつ文」なるものが、「作文されたもの」の印象を受けるものなのです。
そこでは、米軍の戦死者についてもふれられています。
しかし、
実際のところは、「サイパンに限らず」、「日米の将兵と民間人に限らず」、
「先の大戦によって命を失った(全世界の)『すべての人々』を追悼し、(全世界の)『遺族の歩んできた苦難の道をしのび』、『世界の平和を祈りたい』」
と言うのが、「御本意」であろうと拝察いたします。
そうでなければ、最後のお言葉「世界の平和」の意味が浮かび上がってこないではないですか。
記事のはじめの「国籍を問わず犠牲者をしのび、平和を祈る」との部分は両陛下のご本心を記事にしたものであると思います。
「国籍を問わず」とは、「全世界」の意味と捉えてよいのであり、「戦地サイパンでの国籍を問わず」との意味ではない筈なのです。
そこで考えるのが、靖国神社でありますが、
もう何時までも、「賊軍」はないでしょう。
戊辰戦争でも西南戦争でも「賊軍」とされた人達も全員が「国の為に戦って死んだ人達」であり、「遺族」もいたわけです。
新撰組も西郷吉之助も祀られてしかるべきでしょう。
近代の戦争の戦災による死者も祀られるべきでしょう。
相手方(敵方とは言わずにおきましょう)の戦死者も祀るべきでしょう。
すなわち、チャイナ、ロシア、独、英米蘭等すべてを祀るべきでしょう。
ついでに、戦死者ではありませんが、
ルーズベルト、チャーチル、スターリン、ヒトラー、ムソリーニ、蒋介石、毛沢東、汪兆銘など総てを思想、宗教を超えて祀って平和を祈念すればよいのですよ。
そうしないから「戦争神社だ」なんて言われるのです。
敵愾心が少しでもあったら、祀りは出来ません。
遺族は平和を祈念しなければなりません。
北朝鮮やチャイナを憎んではいけません。総て自分にかかってきてしまいます。
今回の両陛下のサイパン慰霊の旅を、「軍国化」に利用しようとする者達がいるはずなのです。しかし、先の大戦の例で判るように、利用するものは破滅し、両陛下は永らえられた事を目を凝らして見ると良いでしょう。
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