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2005.06.26
Web posted at: 15:50 JST
- CNN/AP/REUTERS
テヘラン――ハタミ大統領の任期満了に伴うイラン大統領選の決選投票で当選した保守強硬派のテヘラン市長、マフード・アフマディネジャド氏(48) は25日、当選後初の公式コメントを発表し、世界の手本となる「現代的で先進的なイスラム国家」づくりを目指すと述べた。1979年のイスラム革命の原理尊重を公約に掲げていた新大統領は、今年8月に就任する予定。一方で、内務省幹部からは、保守派による選挙違反が指摘されている。
国営ラジオで放送された録音メッセージで、アフマディネジャド氏は「全てのライバル関係を忘れて、友好関係に変えていかなくてはならない。私たちは1つの国、ひとつの大きな家族だ。偉大な社会造りのためお互いを助け合うべきだ」と述べた。また「敵による大規模な心理戦にさらされたが、高い投票率によって全ての敵に王手をかけ、世界の打算をすげて打ち砕いた」と、改革派を支持していた米国などを意識したと思われるコメント。
経済については、石油産業の契約においてはイラン企業を優先すると共に、取引の透明性確保を重視すると述べた。
イラン内務省によると、投票率は約49%、投票数は2300万票。アフマディネジャド氏は61.6%を獲得し、35.9%の穏健派ラフサンジャニ最高評議会議長(70)を破った。
一方、国営イラン通信によると、内務省幹部ミルバケリ氏は、各地の投票所で保守派が支配する護憲評議会による投票妨害を「私自身が目撃した」と主張。有権者の身分証明書を勝手に管理したり命令を出したりして、正常な投票行為を妨害していたという。ミルバケリ氏は投票所で注意したところ、警察委逮捕され、「内務省が介入してくれたおかげで」約2時間半後に釈放された。釈放後に記者会見した同氏は、「私が目撃した投票所のほかでも、全ての投票所で、護憲評議会の監視員が投票を妨害していたようだ」と述べた。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200506260007.html