★阿修羅♪ > 戦争71 > 544.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
イラクで日本人・齋藤昭彦さんが武装組織の襲撃を受け、拘束された事件は私たちに大きな衝撃を与えた。齋藤さんはイギリスの民間軍事会社の警備責任者として、治安の悪化するイラクに派遣され、米軍の支援を行っていた。
事件をきっかけに改めて民間軍事会社の存在に関心が高まっている。イラクで活動するこうした会社の実態はほとんど明らかにされていないが、現在、アメリカやイギリスを中心におよそ300社、2〜3万人に上るとされる。90年代以降、民間軍事会社は急速に増加、さらにイラク情勢の悪化が、彼らのビジネスの拡大につながり、今や10兆円産業といわれるほどになっている。
社員は、世界中から集まった元軍人たち。米軍とともに、要人の警護や物資輸送の警護、さらに米軍やイラクの治安部隊の訓練や顧問まで引き受けるプロ集団である。治安の悪化から、正規兵の撤退が相次ぐイラクでは、危険な任務を高額の報酬で請け負う、彼らの存在が欠かせないものになっている。そして今も連日、危険を覚悟でイラクに向かう。
番組では、こうした人々が、どのようにしてイラクに集まってくるのか、派遣される民間軍事会社の社員たちに密着し、その現実を浮き彫りにする。