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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(15日)ウズベキスタンにテロの危険
★(16日)自爆テロ勧誘に両親が怒り
★(17日)福音派クリスチャンは大歓迎
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2005年6月15日（水）
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＊暴力問題や教育問題などを理由に提出された３つの内閣不信任案がい
ずれも可決。倒閣に必要な６１票には達しなかったため無効となった
が、シャロン首相には手痛い敗北となった。(H,P,I)
＊国防軍のハルツ参謀長が入植地撤退作戦は予定通りに完遂すると宣言。
右派勢力が実弾を使用した場合は実弾で応戦する方針を表明した。軍
がユダヤ人に対する武器使用に言及したのは初めて。(H,P)
＊西岸地区の撤退予定入植地サヌルに右派活動家多数が家族連れで移住。
あくまで撤退を阻止すると徹底抗戦を宣言した。(H,P,I)
＊自治政府のクレイ首相が「治安が改善しないなら政府業務を一時停止
する」と警告。アッバス政権は治安を優先課題にしているが、警察官
が犯罪を行っており、なかなか状況が改善しない。(H,P,I)
＊ＩＡＥＡの核査察を拒否しているサウジアラビアが、イスラエルがＮ
ＰＴに加盟しない限り、査察は受け入れないとの方針を表明。(P)
＊現在は毎月２００人程度のペースで行われているエチオピア系ユダヤ
人の帰還を増加させるかどうかを委員会が検討へ。１万７千人のユダ
ヤ人が現地で帰還を待っているという。(H)
＊犯罪者を対象にＤＮＡのデータベースを作る計画を警察が発表。２週
間前に国会で成立した法によりＤＮＡ鑑定の法的有効性が認められた
ため。データベースは２月余りで稼動する予定。(H)
＊イスラエル政府がテロの危険のためウズベキスタン、特にタシケント
への旅行中止を勧告。すでに大使館員は避難を済ませている。(P)
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2005年6月16日（木）
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＊ＥＵが大使より下の官僚レベルでハマスとの接触を行う方針を米国に
通告。自治区でハマスが勢力を拡大しているため。(H,I,P)
＊ヒズボラの援助を受け、テロを計画していたファタハの下部組織を国
防軍が摘発。１５〜１６歳の少年４人が自爆に同意し、遺言のビデオ
録画などを行っていた。少年らの家族は激怒している。(H,P,7)
＊米国のライス国務長官が日曜にイスラエルを訪問へ。ガザ撤退につい
ての自治政府との協力体制などが議題になる。選挙でハマスが大勝し、
和平が中断する可能性も重要な検討課題となる。(H,P)
＊イスラエルを訪問中のエジプト政府のスレイマン氏が、ガザ撤退完了
後にムバラク大統領がイスラエルを訪問する可能性を示唆。(H)
＊右派のエデルスタイン国会議員がガザに移住。撤退妨害のため。(P,I)
＊ガザの入植地に埋葬された遺体は、遺族の同意を得てオリーブ山に移
すべきだと、チーフラビが裁定。通常、墓地の移動は禁じられるが、
非ユダヤ人による冒涜が予想される場合は例外となる。(H,7)
＊撤退作戦に向けた警察の求人に８０００人が応募。うち９００人の採
用が決まっているが、さらに２０００人が採用される見込み。(P,H)
＊労働党員に対する調査で、ペレツ氏（ヒスタドルート議長）の支持率
が２４％。ペレス現党首の２６％に迫った。３位以下のバラク氏、ビ
ルナイ氏、ベンエリエゼル氏は大差がついている。(H)
＊「エルサレム市、神様」宛に届いた手紙は西壁の石の間に差し込むと
の方針を郵便局が正式決定したため、神様宛ての手紙が増加中。ただ
し、書留郵便が届いた場合の対応方針は決まっていない。(H)
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2005年6月17日（金）
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＊ＥＵなど各国がハマスと接触を行う動きを強めていることにイスラエ
ル政府高官が懸念を表明。ユダヤ人絶滅を目標に掲げ、テロを戦略と
している団体とは接触すべきでないとの考えを示した。(H,P)
＊ガザ撤退者向けの仮設住居が移転予定地のニツァンに１０戸搬入され、
工事が本格化。近隣住民は閑静な住環境や自然が壊されるとして裁判
所に工事差止めを求めて訴えている。(H,P)
＊教育省が昨日、１３００人の教員に解雇通知を発送。解雇数は当初の
４５００人から大幅に減らされたが、組合側は納得せず、解雇が撤回
されない限り秋の新学期にストを打つと警告している。(H)
＊ガザ撤退完了後に労働党が予算問題で内閣を去るなら、政権に戻って
も良いとシヌイのラピド党首が語った。シヌイは経済政策に関しては
ネタニヤフ蔵相の緊縮政策を支持しているため。(H)
＊イスラエルの陰謀説がまたパレスチナのメディアに登場している。放
射性物質や発癌物質を含む飲料や玩具を自治区で配っているとか、イ
ノシシを放って農業を妨害しているなど、事実無根の内容。(P)
＊イスラエル建国の基礎になった１９１７年のバルフォア宣言の下書き
がサザビーで８８万４千ドルで落札。落札者の名前は不明。(H)
＊ネタニヤフ蔵相が福音派クリスチャンの聖地旅行を促進する政策を発
表。ガリラヤ湖畔の施設や交通網を整備し、年間１００万人の観光客
を呼び込み、雇用を創出するという内容となっている。(P)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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