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【モスクワ=五十嵐弘一】インターファクス通信などによると、中央アジア・キルギスの首都ビシケクで17日、民衆約150人が政府庁舎に突入した。
同国大統領選(7月10日)への立候補を予定する実業家の支持者らで、警官隊は催涙ガスなどを使い、突入した150人と同庁舎を取り囲んでいた約2000人を強制排除した。突入当時、大統領選最有力候補でもあるクルマンベク・バキエフ大統領代行・首相は不在で無事だった。
他の政府職員らも、直前に同庁舎から避難し負傷者はなかった。この日の突入は、アカエフ前政権崩壊以後のキルギスで、政治目標のため街頭行動に訴えるムードが根強いことを示している。
同国の選挙管理委員会は最近、この実業家がカザフスタン国籍であることから、候補登録を拒否。支持者らは選管決定の取り消しと候補登録を求め、同日朝から抗議集会を開いていた。同選管のツイグナリ・アブドライモフ委員長は同日、取り消し決定を見直す考えのないことを改めて表明した。
(2005年6月17日18時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050617i111.htm
キルギス:
立候補不受理の党首支持者らが政府庁舎に突入
【モスクワ杉尾直哉】インタファクス通信などによると、中央アジア・キルギスの首都ビシケクで17日、大統領選挙(7月10日予定)の立候補申請を受理されなかった実業家、ウルマトベク・バリクタバソフ氏の支持者約2000人が、中央選管の不受理決定取り消しを求めて集会を行った。うち一部がバキエフ大統領代行兼首相の辞任を求めて政府庁舎(大統領府)に突入、警備隊に投石するなど混乱したが、治安部隊が催涙弾で退散させた。
バキエフ大統領代行は当時、政府庁舎にいなかった。選挙では、3月の政変を主導したバキエフ氏の当選が確実視されているが最近、物価上昇などから国民の不満も高まっている。
地元住民らによると、バリクタバソフ氏は、中東などにホテルを経営する富豪で、アカエフ前政権時代は外国暮らしをしていた。政権崩壊直後、キルギスに戻り、政党「我が国キルギスタン」を旗揚げ、ビシケクの西近郊を中心に、豊富な資金を使って若者らの支持を広めた。中央選管は13日、同氏がカザフスタン国籍であるとして立候補を受理しなかった。
毎日新聞 2005年6月17日 19時15分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050618k0000m030036000c.html
キルギス首都でデモ隊が主要政府庁舎を占拠、大統領代行辞任を要求
2005年 06月 17日 金曜日 15:27 JST
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[ビシケク 17日 ロイター] キルギスの首都のビシケクで、バキエフ大統領代行の辞任を求め、約150人のデモ隊が主要政府庁舎を占拠した。
ロイター通信の記者によると、警察はデモ隊が建物に入るのを阻止しなかった。
政府関係者は政府庁舎から脱出。ある警備員によると、バキエフ大統領代行は庁舎内にいないという。
キルギスでは今年3月、アカエフ前大統領の辞任を求める抗議行動を受け前政権が崩壊。これを受け、バキエフ氏は大統領代行に就任した。7月10日に実施される大統領選には立候補する予定。
© ロイター 2005 All Rights Reserved
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=8819738§ion=news
2005年04月25日(月)
キルギス大統領選、元副大統領が立候補表明
【モスクワ=五十嵐弘一】インターファクス通信によると、7月10日に予定されるキルギス大統領選に、フェリクス・クロフ元副大統領が25日、立候補を表明した。
暫定政権内でクルマンベク・バキエフ大統領代行・首相への候補一本化工作が不調に終わったためで、今後、政権内で両氏を軸とした対立が強まる可能性もある。
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20050425/20050425id22-yol.html
キルギス大統領選:
クロフ元副大統領が出馬表明
【モスクワ杉尾直哉】中央アジア・キルギスのクロフ元副大統領は25日、アカエフ前大統領の辞任を受けた大統領選挙(7月10日)への出馬を正式に表明した。すでに、暫定政権のバキエフ大統領代行が出馬を表明しており、事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。
クロフ氏は01年に職権乱用罪で服役し、3月24日のキルギス政変後に釈放された。インタファクス通信によると、クロフ氏は出馬会見で「当選すれば、バキエフ氏を首相に起用したい」と語った。
毎日新聞 2005年4月26日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/archive/news/2005/04/26/20050426ddm007030037000c.html
2005年03月27日(日)
ロシアが暫定政権支持 キルギスへ燃料など供給
【ビシケク27日共同】キルギス暫定政権のバキエフ大統領代行は26日夜、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、燃料支援検討などの約束を取り付けたと発表した。ロシアはアカエフ大統領に見切りをつけて、暫定政権を明確に支持、事実上の承認に向け動きだした。
ロシア大統領府も同日、両指導者が電話で「キルギス情勢安定」のため具体策を検討することで合意したことを確認した。会談はバキエフ氏の要請で実現したという。
大統領府はまた、アカエフ大統領のロシア滞在を公式に確認した。
バキエフ氏によると、電話会談では、燃料支援のほかに、春の農繁期を控えキルギスへの種子の提供や農業分野への特別融資なども協議した。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20050327/20050327a3650.html
中国軍、キルギス駐留検討 独立運動の国内波及阻む
【モスクワ=内藤泰朗】中国が、三月の大規模市民暴動で政権崩壊した中央アジアの小国、キルギスに軍を駐留させることを検討していることが明らかになった。旧ソ連圏で相次ぐ政権転覆の動きが中国国内に波及するのを事前に阻止するのが目的とみられるが、実現すれば人民解放軍の外国駐留は初めてとなる。
ロシアの有力日刊紙ベドモスチが二日伝えたところによると、ロシアと中国、中央アジア四カ国で構成する上海協力機構(SCO)筋は、中国軍の基地がキルギス南部のオシに配置される可能性があると語った。中国軍はSCO軍として駐留し、反テロ、反麻薬活動に従事することになるという。中国外交筋もキルギスへの中国軍展開の可能性を「真剣に検討している」と表明している。
一方、キルギスではすでに、アフガニスタンで「反テロ戦」を続ける米軍とロシア軍が首都ビシケク郊外に隣接する形で空軍基地を維持している。キルギスのオトゥンバエワ外相代行はインタファクス通信に対し、SCOや旧ソ連圏でつくる集団安保条約機構の意見を尊重し、「検討することになるかもしれない」と語った。ただ、同外相代行が五月中旬に訪中した際には、中国軍のキルギス駐留は議題にのぼらなかったとしている。
中国側は、隣接するキルギスやウズベキスタンで起きた市民暴動が、中国からの分離独立闘争の続く新疆ウイグル自治区に飛び火することを強く警戒。反テロやイスラム原理主義勢力の封じ込めという名目で、中国軍のキルギス駐留が実現すれば、中国の中央アジア地域への影響力はさらに拡大するとみられる。
かつて「ロシアの柔らかな下腹」「ロシアの裏庭」と呼ばれた中央アジアは、旧ソ連圏の各国で大変革が進み、旧ソ連時代から影響力を持つロシア、新興勢力の中国、そして米国が、影響力をめぐって駆け引きを繰り広げる舞台となった。
http://fiction-alize.seesaa.net/article/4171098.html