★阿修羅♪ > 戦争71 > 237.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
<米国>国民の6割、イラク駐留米軍の撤退望む 世論調査 (毎日新聞)
【ワシントン和田浩明】米国民の約6割が、イラク駐留米軍の一部ないし完全撤退を望んでいることが、米ギャラップ社が13日公表した世論調査の結果で明らかになった。同社が駐留米軍の規模に関する質問を始めて以来最高の水準で、イラク移行国民議会選挙直後の2月の調査より10ポイント増加。度重なる掃討作戦にもかかわらず武装勢力の攻撃や米兵らの死傷が続いていることへの懸念が反映されたものと見られる。
調査によると、イラクからすべての駐留米軍を撤退すべきだとの回答は31%、部分的撤退は28%で、計59%に達した。一方、現状維持は26%、追加派遣は10%。完全ないし部分撤退を求める比率が過去最も高かったのは03年10月の57%。また「ブッシュ大統領がイラク増派を命じたら動揺するか」との質問には56%が「イエス」と回答、「ノー」は37%にとどまった。イラク戦争を行う価値があったかとの質問には、否定的回答が56%で、今年4月の57%とほぼ同じ高水準だった。肯定は42%(同41%)だった。
イラクでは米軍がイラク国軍と共同で武装勢力の掃討作戦を何度も行っているが、自爆などの攻撃は止まらず、米兵の死亡は13日の時点で1693人、負傷者は1万2961人に達している。厳しい治安状況を反映して、米軍は新兵募集の目標達成が難しくなっており、特に、イラク駐留部隊の中核を占める陸軍の5月末の達成度は83%にとどまっている。ロイター通信によると、米国の主要士官学校3校でも、入学志願者数が前年比で9〜22%減った。
[毎日新聞6月14日]
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story.html?q=14mainichiF0614e023&cat=2