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イラン各地爆発相次ぐ
10人死亡 大統領選かく乱テロか
【カイロ=嶋田昭浩】国営イラン通信などによると、イラン南西部のイラク国境に接する産油地帯フゼスタン州の州都アフワズで十二日、政府関係施設などを狙ったとみられる爆発が四カ所で相次ぎ、少なくとも計八人が死亡、七十五人が負傷した。同日夜、首都テヘラン中心部でも爆発があり、二人が死亡した。十七日投票の大統領選を前に、政治的混乱を狙ったテロとみられる。
イランは、ペルシャ人が総人口の51%を占め、アラブ系は約3%とされるが、アフワズはアラブ系住民が多い。
ロイター通信は、フゼスタン州の独立を訴える組織・アフワズ人民民主戦線からの情報として、別のアラブ系組織・アフワズ革命殉教者旅団が犯行を認めた、と伝えた。
イラン当局者も「イラク南部からテロリストが侵入した」などと述べ、アラブ分離主義グループの関与を示唆している。
アフワズでは今年四月、非アラブ系住民を同市に移住させてアラブ系の人口比率を減少させる計画を当局側が進めているとのうわさが流れ、デモ隊と治安組織が衝突。死者が出るなど、民族対立の緊張が高まっていた。また、テヘランの爆発現場では、取材に集まった外国人記者ら約二十人を自警団が拘束する騒ぎもあった。
一九八八年のイラン・イラク戦争終結後、イランでの爆弾事件は極めてまれ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050613/eve_____kok_____000.shtml