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宮崎駿監督の人気アニメ映画「ハウルの動く城」が10日、ニューヨークなど米国の14都市で公開された。配給はウォルト・ディズニー。17日から全米60都市で拡大公開される予定。
英語吹き替え版では、ソフィーをジーン・シモンズ、ハウルをクリスチャン・ベール、荒地の魔女をローレン・バコールが担当している。(共同)
(06/11 20:21)
【「環境」から「反戦」へテーマが変化】
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/2005/675/hauru.html
「ハウルの動く城」を見たのは昨年になる。
いわずと知れた宮崎駿作品。宮崎作品は、以前は好きだった。「風の谷のナウシカ」は劇場で中学生のとき見た。
しかし前作「千と千尋の神隠し」で、私の宮崎に対する評価は一転した。「千と〜」は今でも国内映画観客動員数歴代一位であるが、その作品を見た私の評価は、一般のそれとは別で、「よくわからない」作品であった。
そして、この作品公開後、有頂天になった宮崎の発言にはかなりの不快感を覚えたものだ「日本のアニメはだめになった」。さらにその後「千と〜」のDVDを販売したとき、画像に赤みがかっていたという。そしてその不良DVDの販売はやめないと。ここで私の怒りは爆発した。「このような無責任な態度をとる人物が、偉そうに他のアニメ作品のレベルが低いなどというな、お前は人間のレベルが低いと」。
二度と宮崎アニメは見るまいと誓ったが、それから約三年、宮崎の新作が公開された。「ハウルの動く城」である。
知人に誘われて、あまり気乗りがしなかったが、見に行った。これが思いのほかよい作品であった。内容は、荒地の魔女によって老婆に変えられてしまった主人公の少女ソフィーと魔法使いハウルを中心に物語が進められていく。
ソフィーの住む国キングズベリーは愛国主義に凝り固まり、対立する国と戦争を始めんばかりであった。また、ハウルは強力な魔力を持つため、それを利用したいキングズベリーの王室付き魔法使いサリマンに呼び出されてはいたが、それを無視し続けていた。
物語の中、対立していた二つの国がついに戦争をはじめてしまう。
「ハウル〜」は、一言で言うと「反戦映画」だ。
爆撃を受け燃え上がる街のシーンや、ハウルが戦艦を見て「人殺し」とはき捨てるシーンなどがある。明らかに戦争を侮蔑していると思わせるところがあり、そのような作りになっている。
さらに、これまで宮崎アニメでほぼ一貫してあった「環境保護」のテーマはこの作品には見られない。「風の谷のナウシカ」では人類が汚染した土壌を「腐海」という森が浄化している、とか、「千と〜」では川の神様がヘドロをまとってやってくる、など、「環境問題」について連想させる設定やシーンが大体あったが、「ハウル〜」にはなかったように思われる。
ただ、ハウルとソフィーのラブロマンスという面もあり、二面性を持った作品。そのほかストーリー的に無理のある展開もなきにしもあらずだが、私は全体的には、よく出来た作品だと思う。しかし、もともとの宮崎ファンに言わせると、これはこれまでの「宮崎アニメ」とは違うと、一様に評価は低い。
宮崎アニメの違った側面が見られたような気がする。作品を公開するたびに今度で引退するというが、宮崎の製作会社スタジオ・ジブリには後継者がいないらしい。もし今後も作品を発表するのであれば、「ハウル〜」のような作品であれば、今後も期待したいところだ。(谷島)
【ワヤクチャ】
私も見ましたが、一応反戦映画なんですよ。
ただ、なんか「とってつけたような反戦」でしたけどね。
まあ、でもアメリカ人がどう反応するか楽しみです。
退屈するかも知れないなあと思いつつ。