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06/10 18:48 暫定大統領就任、選挙へ ボリビア、デモで1人死亡
【リオデジャネイロ10日共同】ボリビア国会は九日深夜、首都
スクレで臨時の上下両院の合同会議を開き、メサ大統領の辞任を承
認した。憲法規定で大統領職の継承順位一、二位の上下両院議長が
いずれも継承を辞退したため、三位のロドリゲス最高裁長官が暫定
大統領に就任した。百五十日以内に新大統領を選ぶ選挙が実施され
る。
これより前にスクレ周辺では九日、両院議長の大統領職継承に反
対する先住民のデモ隊が治安部隊と衝突、鉱山労働者一人が死亡し
た。
貧困層の先住民らが権利拡大や天然ガス資源の国有化を求めてい
る抗議行動は、豊かな天然ガスの開発が進みながら、恩恵を受ける
見通しが立たない現状への強い不満を見せつけた。ロドリゲス暫定
大統領は就任演説で「抗議行動ではなく、合意形成を通じて目標を
達成しよう」と訴えた。
先住民の要求が一部受け入れられたことで、先月から政府所在地
ラパスなどで展開された激しい抗議行動は、ひとまず収束に向かう
とみられる。
同国からの報道によると、日中はラパス周辺でもデモが続き、国
際空港は職員のストで閉鎖された。ボリビアの日本大使館によると
、ラパス周辺で少なくとも十四人の日本人旅行者が足止め状態にな
った。
混乱を収拾できなかったメサ氏は六日に辞意を表明。ラパスでは
デモのため国会が開けず、バカ上院議長がスクレで招集した。
継承順位一位のバカ上院議長は先住民から富裕層の代表とみなさ
れ、激しい反対運動が起きていたため、メサ氏も選挙の前倒し実施
を求めていた。
20050610 1847
[2005-06-10-18:48]