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ロシア:最高検、前首相の捜査開始 国家財産不正取得容疑
【モスクワ杉尾直哉】インタファクス通信は11日、ロシア最高検が国家財産に損害を与えた容疑などでミハイル・カシヤノフ前首相(47)に対する捜査を開始したと伝えた。カシヤノフ氏は04年2月にプーチン大統領に首相を解任された後、政権を「非民主的」と批判、今年2月には次期大統領選挙(08年)への出馬を示唆していた。「クレムリンによる政治的捜査の可能性もある」(野党・ロシア共産党のジュガーノフ委員長)との観測も広がっている。
最高検によると、最高検は、与党・統一ロシアのヒンシュテイン下院議員から受けた告訴状に基づき捜査を進めているという。ヒンシュテイン氏は11日、キルギス大統領選挙監視で訪問中のビシケクで、毎日新聞の電話取材に「カシヤノフ氏は、国家保有の別荘を不正な商取引で取得した。6月24日、最高検に100ページ以上の証拠書類を提出した」などと語った。
カシヤノフ氏は11日、インタファクス通信に対し、広報担当者を通じて「政府勤務時代と首相解任後を通じ不正な商取引を行ったことはない」と疑惑を否定するコメントを出した。
カシヤノフ氏の元盟友で、プーチン政権を批判していたロシア石油大手ユコスのホドルコフスキー元社長は今年5月、脱税・横領などの罪で懲役9年の実刑判決=上訴中=を受けており、欧米諸国から「民主化後退」の批判が再燃する可能性もある。
毎日新聞 2005年7月11日 21時47分 (最終更新時間 7月11日 22時38分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050712k0000m030089000c.html