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(回答先: 3・11は「仕掛けた側(米欧ユ支配層)の計算どおり」。TORAさん自身が見抜いていたはずだ! 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 7 月 12 日 08:39:07)
2005.07.12 Tuesday 09:35
既に、世界は唯物史観で動いていない
ポスト・モダンな社会へ / Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=72819
ソ連の崩壊後、米国単一超国家論が出てきて、まだ、今も、
この思考から脱却できないのが、一般の日本社会だ。
米ソ対立も、ソ連邦の崩壊による、「米国単一超国家論」も、結局は、パワー・バランスを、表面的な国家間の闘争とみる認識から見ている。
しかし、現実の国際政治は、オイル・マネーがオフ・ショアで動き、強烈なインパクトは、デリバテイブが、あらゆる変化を、商品化し、国家を超えて、瞬時に、世界と個人の利害を結びつけたことだ。
既存の権力グループは、最も、エネルギーの溜まる所に、瞬時に移動するから、嘗てのように、国家に何の利益も無い(税と言うマイナスしか齎さない)機構に、何の未練もない。
WTOは、国家の壁を取り払おうとしているが、現実のパワー・グループ間の競争は、激しく、また、理系からの算入組みである、IT・金融関係の知的エリート層の台頭によって、喰うか喰われるかの、激しい攻防が現実である。
「資金力×知力×政治権力×運」の総合力によって、ソロス氏のように国家を凌駕する個人も居れば、アフリカの多くの諸国のように、一つの村が、日本人の一人のポケット・マネーで救われる国もある。
また、米国を、一つ権力集団と考えることは、間違った認識だし、中国も、同じだ。国際金融資本にとって、米国も、中国も、日本も、EUも、資本の論理では、同じだ。
ゼロ・サム・ゲームだから、誰かが「ババ」を『引く』。
誰かに、「国家」も含まれるから、何等かの国際的な行為には、必ず、金銭的に、誰かが「得」し、「誰か」が「損」する図式が仕組まれている。
この壮大なグランド・デザインを、能力に応じて、組み立て、形成しようというのが、「構造改革」「国際的枠組みの再構築」だ。
声高に政治的理念や正義、領土主義、国家主権が叫ばれる影で、知的エリート層と世界的財閥グループは、限られたパイの、今後、少なくとも100年程度の分割競争に、凌ぎを削っている。
彼らの目に、国家や庶民、宗教などは、映っていない。考える余裕なんて、ない!
今、金持ちは、非常に忙しいのだ。また、自分が天才と思い込んでいる知的エリートも、非常に多忙なのだ。マルチ・プルに増大する欲望に、対応するために。
一度、負けると、マルチ・プルに、負債を背負い込む。